大阪府警が2019年4月1日から敷地内禁煙を実施するも、当初はJTに相談し屋外喫煙所設置を模索

大阪府警が2019年4月1日から敷地内禁煙を実施した:
www.police.pref.osaka.lg.jp

大阪府警察では、望まない受動喫煙を防止するために、本部庁舎、警察署、交番、駐在所、門真運転免許試験場、光明池運転免許試験場等は敷地内禁煙を実施しています。皆様のご理解ご協力をお願いいたします。

とあるように、府警が管理する庁舎が対象だ。なお待機宿舎、公舎、警察学校生徒寮及び駐在所住居部分は対象外である。公用車は全車車内禁煙となった。

この意思決定の経緯を公文書開示請求し調べた所、当初は本部本庁舎に屋外喫煙場所の設置を模索していたことが分かった。健康管理センターがJT分煙コンサルティングに相談していた。署員の健康を管理する部署が致命的有害性を持つタバコ製品を製造・販売する会社に相談を持ちかける、というのは理解に苦しむ。

最終的に敷地内禁煙とした決め手は判然としないが、検討課題として

  • 設置に高額の費用を要する
  • 大阪府受動喫煙防止条例(行政機関は敷地内禁煙が努力義務)が制定途上にある
  • 周囲の施設から喫煙場所が丸見えになる

などが挙げられていた。

経緯

太字で開示文書で明らかになった部分を示す。
2018年

2019年

2020年(予定)

  • 4月1日 大阪府の行政機関等(第1種施設)は敷地内禁煙(屋外喫煙場所なし)が努力義務

健康増進法の一部改正に伴う受動喫煙対策について

健康管理センターが2018年8月30日に作成した資料には、

  • 改正健康増進法のポイント: 屋内は全面禁煙。屋外喫煙場所を設置可(※厚生労働省は設置を推奨するものではないと後日通知(健発0222第1号)にて明言)
  • 他府県における現在の喫煙状況(兵庫、警視庁、神奈川)
  • 大阪府警察における喫煙の現状
  • 屋外喫煙所の施設構造(開放系、閉鎖系)
  • 屋外喫煙場所を設置する場合の留意点

があり、このうち大阪府警察における喫煙の現状のページに「後日、JT喫煙コンサルティングによる屋外喫煙施設の設置可否を協議予定」との記述が見える:

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大阪府警察における喫煙の現状

なお屋外喫煙場所を設置する場合の留意点は日本禁煙学会による「屋外における受動喫煙防止に関する日本禁煙学会の見解と提言」をもとに作成されたものだ:

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屋外喫煙場所を設置する場合の留意点
この見解と提言は「屋外の受動喫煙を防止するための行政上の最上の対策は、路上および公共施設敷地内全面禁煙である。」と結論付けていることから分かるように、決して屋外喫煙場所の設置を推奨しているわけでない。

喫煙環境改善について

JTの大阪支社社会環境推進担当より大阪府警本部に宛てられたのが次の資料(2018年9月5日付)だ。表紙だけ示す:

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喫煙環境改善について(表紙)
表紙を除き全部で15ページあった。法改正の趣旨や具体的規制、施行スケジュールまた技術要件などを厚生労働省が作成した資料をもとに解説するものだが、改正法の規制強化を妨害し、骨抜きにしたのは他でもないJTだ。そのためこのように喫煙環境の維持を唆すことが可能になってしまった。

本部本庁舎における喫煙場所の検討について

2018年9月25日に本部で衛生委員会が開催されたようで、本庁舎における喫煙場所が検討された。閉鎖型と開放型の2通り考えられるが、閉鎖型は各種制約により、実現可能性は極めて低いと結論付けられ、開放型での検討が進められた:

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本部本庁舎における喫煙場所の検討について

各候補地の問題点

5ヶ所候補が挙げられていたが、それぞれ問題点があったようだ。大部分が黒塗りとなっているのは、警察施設内部の具体的な配置が分かる部分(公になっている部分を除く。)が公開しないことと決定されたためだ。そのため詳細は分からない:

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各候補地の問題点

他施設から丸見えとなるのを懸念?

どうやら本部庁舎に隣接するがんセンター(北西)と重粒子線センター(北)の建物から喫煙場所が丸見えになってしまうことを懸念したようだ。本庁舎とこれら施設との位置関係を示す図、ほぼ黒塗りのページ、またがんセンターから府庁の喫煙施設を撮影した写真が参考に挙げられていた:

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本部庁舎とがんセンター・重粒子線センターとの位置関係、■を見ると、がんセンターから府庁喫煙施設を見ると
今までは屋内の喫煙室で人目を避けて喫煙出来ていたのが、衆目に曝され批判されることを心配したのだろうか。

業者見積

府庁の喫煙設備を参考に、設置費用の見積が示されたのが次のページだ:

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開放型を設置する場合の費用積算(業者見積より)

  • 5平方メートル: 116万円
  • 10平方メートル: 182万円
  • 50平方メートル: 577万円

とても高額だ。

大阪府受動喫煙防止対策懇話会の開催について

本部衛生委員会が開催されるちょうどそのころ大阪府受動喫煙防止対策懇話会が発足し、第1回の会合が9月14日に開催されていた:
www.pref.osaka.lg.jp
条例検討にあたりポイントとなる事項の1つとして屋外喫煙場所の設置可否が挙げられていた:

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大阪府受動喫煙防止対策懇話会の開催について
この条例の内容如何で屋外喫煙場所が設置不可となることもありえたので、衛生委員会としても懇話会の推移を注視する必要があったのだろう。第1回懇話会の次第及び資料が開示された文書に含まれていた。

本部本庁舎喫煙時間及び喫煙場所の制限(健管案)

改正健康増進法が施行される翌年の夏(この時点で施行時期は未定であった)に向けて喫煙時間と場所を制限する案を健康管理センターは提案した。禁煙タイムの設定の他、庁舎内の喫煙場所を2019年4月以降は各階1ヶ所に制限する、というものだ。また庁舎外の喫煙場所は内定した候補があったようにも見える:

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本部本庁舎喫煙時間及び喫煙場所の制限(健管案)

健康増進法の改正を契機とした受動喫煙対策の推進について

2018年10月3日に警察庁長官官房給与厚生課長より改正健康増進法への対応方針について通知があった:

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健康増進法の改正を契機とした受動喫煙対策の推進について
大阪府警(地方機関)に関わる内容は次の2点だ:

  • 庁舎内喫煙室がある場合には、平成30年度内に廃止する。
  • 屋外喫煙場所を設置する場合には、原則として壁・屋根・空気清浄機の3点を設置する。

健康管理センターの作成したスケジュール案では4月以降夏の改正法施行まで屋内喫煙所を各階1ヶ所使用する予定であったが、見直しを迫られることとなった。また業者見積は壁だけで屋根のないものに対してであったが、こちらも再検討を要することとなった。

大阪府警察における受動喫煙対策について(案)

年が変わった2月4日に警務部作成の大阪府警察における受動喫煙対策について(案)が幹事会、運営審議会にかけられ、2月6日に公安委員会にて報告された:

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大阪府警察における受動喫煙対策について(案)
主な内容は

  • 2019年4月1日から府警が管理する庁舎は敷地内禁煙

だ。屋外喫煙場所を検討していたのが一転、敷地内禁煙を実施するというものに変わった。この間何があったかは推し量る他ないが、警察庁の通知に反するわけにはいかないので4月1日から屋内禁煙とせざるを得ないこと、また前述の大阪府受動喫煙防止対策懇話会が2018年12月11日に最終回(第5回)を迎え、その意見まとめを受けた大阪府健康医療部が「望まない受動喫煙防止に向けた基本的考え方」を提示しパブリックコメントを2019年1月10日に開始、その中で行政機関は2020年4月より敷地内禁煙が努力義務となることが1つ判断に影響を及ぼしたのではないかと考えられる。

パブリックコメントを経て、条例は2019年3月20日に公布された。条例概要に第一種施設(敷地内禁煙)における取り組みとして「※ 特定屋外喫煙場所を設置しないこと」と注記がある:

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大阪府受動喫煙防止条例の条例概要より第一種施設(敷地内禁煙)における取り組み ※2020年4月施行
出典: www.pref.osaka.lg.jp

紆余曲折を経て、敷地内禁煙が実施されたわけだが、改正健康増進法に例外規定がなければ屋外喫煙場所を検討する余地もなかったはずだ。この骨抜きはJTやタバコ議連等の抵抗勢力によりなされたものだが、行政機関にタバコ産業が付け入る隙を与えてしまったことになる。健康管理センターにしても致命的有害性を持つタバコ製品を製造・販売する会社とは接触を図るべきでない。

開示文書

健康増進法の一部改正に伴う受動喫煙対策について本文で紹介しなかった3ページをここに示す:

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健康増進法の一部改正に伴う受動喫煙対策について(本文未紹介分)

郡山市の大城宏之議員の「私は高校の時から(タバコを)吸っていました」発言が議事録から欠落していた件

郡山市(福島県)は平成29年12月1日より公共施設敷地内禁煙を実施している:
www.city.koriyama.lg.jp

大城宏之議員「私は高校の時から(タバコを)吸っていました」発言

このことを市議会の定例会の度に1,2人の議員が一般質問で批判し、当局に対し敷地内禁煙の撤回・喫煙所の設置を求める発言をしている。特定の4,5人の議員が交代で繰り返し取り上げている。大城宏之(おおしろ ひろゆき)議員もその一人であるが、平成30年12月11日の一般質問の最中、自身の未成年時の喫煙を曝露する発言をした:

私は高校のときから吸っていました。もう修学旅行では先生、タバコ持っていくなよなんていうことも言っていました。今はほとんどないそうです。

動画:

大変問題のある発言だ。未成年者の喫煙は法律により禁止されている: e-Gov法令検索
未成年者喫煙禁止法

第一条 満二十年ニ至ラサル者ハ煙草ヲ喫スルコトヲ得ス

市議会にて大っぴらに、ましてやドヤ顔カメラ目線で自慢気に言うようなことではない。

議事録から欠落

さらに問題なのは、当初議事録にこの発言が掲載されず、欠落していたことだ。この発言は7つの文で構成される段落の途中の3文であるが、議事録からスッポリ抜け落ちていた。
つまり次の段落

高校の先生に聞きました。最近は高校生の喫煙率減っているそうです。私は高校のときから吸っていました。もう修学旅行では先生、タバコ持っていくなよなんていうことも言っていました。今はほとんどないそうです。だから長期的に見れば、たばこは必ず吸わないようになってくると思います。ただ暫定的な中で市として何をなすべきか、再度ご答弁を願いたいと思います。

が、当初の議事録では

高校の先生に聞きました。最近は高校生の喫煙率減っているそうです。だから長期的に見れば、たばこは必ず吸わないようになってくると思います。ただ暫定的な中で市として何をなすべきか、再度ご答弁を願いたいと思います。

となっていた。

この欠落は段落全体の主旨を損なうものではないと思う。主旨は自分や同世代は高校の時から喫煙しており、今さら止められそうにもない。一方で今の高校生はタバコを吸わない。自然、時を経れば喫煙者は減るはずだ。せめて自分達が生きている間は喫煙所を温存しておいてくれ、というものだろう。受動喫煙による加害をものともしない身勝手極まりない見解であり、未成年者の喫煙防止に尽力する関係者への敬意も感じられないが、欠落した3文がなくとも意味は通る。

発言の訂正はなかった

郡山市議会会議規則によると、市議会における発言は会期中に議会の許可を得て取り消せるようだが、そのような取り消しの申し出は議事録において確認出来なかった。
郡山市議会会議規則: 郡山市議会会議規則

(発言の取消し又は訂正)
第62条 発言した議員は、その会期中に限り、議会の許可を得て発言を取り消し、又は議長の許可を得て発言を訂正することができる。ただし、発言の訂正は、字句に限るものとし、発言の主旨を変更することはできない。

議会事務局の説明

議会事務局総務議事課に問い合わせた所、数日後に次の説明があった:

  • 一部抜けを確認
  • 担当課のミス。担当職員で検討し確認しないまま放置
  • 今後入れた形でHP,冊子とも差し替え

結果、この欠落は補完修正されたが、納得しかねる説明だ。発言の取捨選択を担当職員が検討するものだろうか。公文書作成の態度として極めて杜撰に思う。

議事録の比較(修正前後)

郡山市議会のウェブサイトで公開されている議事録(会議録(本会議会議録・委員会記録)/郡山市公式ウェブサイト)のスクリーンショットで修正前後を比較すると次のようになる:

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議事録の比較(左: 修正前。右: 修正後)
緑の枠で囲った部分が上で取り上げた段落であり、赤の枠で囲んだ3文が欠落し、補完されたことが分かる。

奈良大学(奈良市)が2019年4月1日から敷地内禁煙を実施

私立の奈良大学(奈良市)が2019年4月1日から敷地内禁煙を実施した。福利・厚生棟で見かけた掲示

平成30年7月25日に公布されました「健康増進法の一部を改正する法律」を踏まえ、平成31年4月1日より大学敷地内全面禁煙とします。

とあった:

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大学敷地内全面禁煙について(奈良大学清水哲郎)
この法改正により、大学は2019年7月1日より原則敷地内禁煙となるが、前倒しして実施したことになる。

喫煙場所

喫煙場所は学内に3ヶ所(1ヶ所は工事のため閉鎖)とH棟(課外活動センター)に2ヶ所あったようだ。H棟はどう考えても受動喫煙が生じる場所に喫煙所があった。学生自治会による管理に問題があったと思われる。

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喫煙所の位置、図書館横の喫煙所、H棟の喫煙所、H棟での警告

違反行為を抑止するための取り組み

違反行為があった場所に警告の掲示、その他各所に禁煙の掲示、また最寄りの喫煙所を示す掲示などがあった。

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喫煙者へ警告H29.5.25、喫煙者へ警告H26.11/26、禁煙、警告

撤去された喫煙所

H棟を除きそれぞれ灰皿があった場所に冒頭で示した『大学敷地内全面禁煙について』が掲出されていた。H棟は禁煙のピクトグラムが貼られていた。学生自治会が管理しようが大学敷地内である限り法改正には抗えない。

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撤去された喫煙所(図書館出入口横、通信教育部棟、H棟1階)

路上喫煙

大学の敷地外で路上喫煙する学生と思われる男性2名がいた。左が加熱式タバコのアイコスを、右が紙巻タバコを喫煙していた。奈良市路上喫煙防止条例(奈良市路上喫煙防止に関する条例 - 奈良市)に違反する。喫煙者の横を通る者が何名かいた。受動喫煙が生じたことであろう。ここはバス停への通路でもある:

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敷地外での路上喫煙(アイコス、紙巻タバコ)

古い掲示

掲示板に喫煙所があった当時の掲示物が貼られたままであった。指定場所以外は禁煙である旨言うものの、敷地内禁煙となり喫煙所がなくなったのであるから不要だ:

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古い掲示

花園大学(京都市中京区)が2019年4月1日より敷地内禁煙を実施

私立の花園大学(京都市中京区)が2019年4月1日より敷地内禁煙を実施した:

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花園大学 全面禁煙のお知らせ(正門横)

2017(平成29)年4月1日の花園大学禁煙宣言に基づく:
www.hanazono.ac.jp

敷地内禁煙となったキャンパス出入口付近には大きく掲示がされ、またキャンパス内の掲示板にも掲示が貼られ、喫煙所のあった場所への通路はコーンとバーで封鎖されていた:

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正門、拈花(ねんげ)館、掲示板、喫煙所のあった無聖館北側(封鎖)

2017年度

対雲館の正面右奥に喫煙所があった。その北側に東西の路地があるため通行人へと受動喫煙が生じる場所であった。また喫煙所から人が溢れ外で吸う者もいた。これは5ヶ所あった喫煙所を2ヶ所に減らした所、残りの喫煙所に喫煙者が集中したためだ。その結果、講義室にまでタバコ煙が流れ込み、苦情を言う先生もいると総務課から聞いた。

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対雲館正面右奥の喫煙所、喫煙所配置図(平成29年度)
あまりにも酷い状況なので、2点意見した:

  • 喫煙所を移設すべきであること
  • 受動喫煙が生じる場所に喫煙所を設置することは喫煙者に受動喫煙への誤った認識を持たせてしまい敷地内禁煙化に悪影響を及ぼしうること

2018年度

対雲館正面右奥と拈花館の喫煙所が廃止され、無聖館北側の1ヶ所に集約された。掲示板に前年度の掲示物が貼られたままであったため、差し替えるよう意見した。

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喫煙所配置図(平成30年度)、前年度の掲示

路上喫煙

敷地内禁煙を実施する以前に学生の敷地外での歩きタバコを何度か見かけたことがある。京都市の路上喫煙禁止条例(京都市:路上喫煙はやめましょう!)により市内全域が路上喫煙禁止である旨を周知するよう総務課に依頼したこともある。トレーニングルームAの窓に掲示があった:

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路上喫煙は、やめましょう(トレーニングルームAの窓)

児童福祉学科の学生制作による禁煙ポスター掲示

敷地内禁煙に先立ち、喫煙所に学生が制作した禁煙啓発ポスターを掲示したようだ:

花園大学では、2019(平成31)年4月1日からキャンパス内が全面禁煙になります。
 そこで、2019年度から大学内禁煙に向けての禁煙啓発の一環として、児童福祉学科の「公衆衛生学」の授業の中で、千田眞喜子教授の指導の下、学生達は禁煙啓発ポスター制作に取り組みました。優秀で素敵なポスターがたくさん完成しました。現在、喫煙コーナー付近で、以下に示す優秀作品3点(「保育内容(造形)」、「造形表現演習」がご専門の芦田風馬講師が選んでくださいました!)が掲示されています。

www.hanazono.ac.jp

向日市(京都府)が2019年4月1日から各公共施設の敷地内禁煙を実施。課題は利用者・関係者への周知。

向日市(京都府)が2019年4月1日から各公共施設の敷地内禁煙を実施した。市は昨年7月25日の健康増進法の改正法の公布以前より検討を始めていた。全面禁煙に先立ち、段階的取り組みとして2018年10月1日より職員は勤務時間中(休憩時間を除く)禁煙となっていた。改正健康増進法における行政機関の原則敷地内禁煙の施行は2019年7月1日であり、この月日が政令により公布されたのは1月17日(インターネット版官報)であった。そのため市の検討時には改正法がいつ施行されるかは決まってなかった。市は市の取り組みとして4月を開始時期として設定したとのことであった。

周知方法に問題があるように思う。各施設により掲出の内容が統一されておらず、掲出がない施設もある。そのためか敷地内での違反喫煙や吸い殻投棄を見かける。ウェブサイトや広報誌でも周知していないようだ。今後の課題だろう。

経緯

  • 2018年7月11日、勤務時間中の喫煙についてのアンケートを実施
  • 2018年7月24日、勤務時間中の喫煙について総合調整連絡チーム会議にて検討。2019年4月からの全面禁煙、それに向けた段階的取り組みとして勤務時間中禁煙を検討
  • 2018年8月22日、上記の内容で調整
  • 2018年9月25日、向日市職員衛生委員会 総括安全衛生管理者により通知
  • 2018年10月1日、勤務時間中禁煙を実施
  • 2019年4月1日、各施設での敷地内禁煙を実施

検討の過程で作成・取得した文書を開示請求した。いずれも「勤務時間中の喫煙について」とタイトルにある。職員の禁煙に重点が置かれ、利用者等来庁者の喫煙防止には意識が向けられていない、ということか。

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勤務時間中の喫煙について(平成30年9月25日付、8月22日付、7月24日付、7月11日付アンケート)

市役所

駐車場にいくつか掲出があったが、徹底されておらず吸い殻がいくつか投棄されていた。また敷地の周囲で歩きタバコをする職員と思われる男性もいた。庁舎には禁煙に関する掲出は見られなかった。

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向日市役所(駐車場での禁煙掲出2ヶ所、吸い殻投棄、敷地周囲での喫煙)

向日市立図書館・向日市文化資料館

併設するこれら施設も敷地内禁煙となった。2017年の利用時に灰皿の位置が動線に近かったため意見した所、やや離れた所へ灰皿が移設されていた:

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向日市立図書館、向日市文化資料館の喫煙場所の変遷
2019年4月1日から敷地内全面禁煙となった旨、灰皿があった場所や駐輪場等に掲出がされた:
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敷地内全面禁煙のお知らせ(向日市立図書館・向日文化資料館)
違反行為を見かけた。喫煙と吸い殻投棄だ。文字だけでなくピクトグラムで掲出する方が効果的と思われる:
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違反喫煙と吸い殻投棄
受動喫煙防止対策の検討の過程で作成した文書を開示請求した。灰皿撤去経緯にある平成29年9月の役所へのメールとは私がしたものだ。その際、近隣状況を調査し、参考にしたようだ。近隣では同種施設の敷地内禁煙を実施している自治体がない、あっても近くの別施設に喫煙所がある、という事情もあって、敷地内禁煙という判断にまで至らなかったのかも知れない。主体的とは言えないかも知れないが、判断の際に近隣自治体の事例を参考にすることがある、ということは知っておいて損はないだろう。平成24年6月の「灰皿を出入口から14メートル離れた場所へ移動」とある中の14メートルとは日本禁煙学会の見解と提言(屋外における受動喫煙防止に関する日本禁煙学会の見解と提言)を参考にしたものと思われる。
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灰皿撤去経緯、灰皿設置位置(平成29年当時)、近隣状況と法通知調査文書(平成29年当時)

向日市民体育館

かつて喫煙場所があった壁面に敷地内全面禁煙を知らせる掲出が貼られていた。指定管理者が運営する施設だが、喫煙者からの苦情は市へ向けさせるためか「禁煙のお願いは、向日市の方針によるものです。」との説明がある。

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敷地内全面禁煙の掲出(向日市民体育館)
この施設も違反喫煙と吸い殻投棄があった。喫煙は取引業者のようだ:
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吸い殻投棄と違反喫煙(向日市民体育館)

老人福祉センター

3ヶ所のうち、琴の橋について見る。以前は入口付近に灰皿があった:

灰皿は撤去されていたが、掲出らしきものは見当たらなかった:

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琴の橋(灰皿撤去後)

2019年世界禁煙デー in 京都 Special Event「健康増進法が改正されました!」に参加しました

概要

例年、京都禁煙推進研究会 NPO法人 京都禁煙推進研究会高台寺で開催するイベント(去年の様子: 2018年世界禁煙デーin京都 に参加しました。 - muen_desireの日記)を今年は健康増進法の改正法が一部施行されることもあり、大和浩先生を講師に招いて京都女子大学の講義室で開催。

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プログラム

ゆるキャラによるお出向かえ

ゆるキャラ4体(左からタバコマン、エコちゃん、ふじのちゃん、まゆまろ)が会場前で出向かえてくれた。まゆまろだけ幅があるため、講義室の一番前まで出て来ることが出来ず、女子学生らとのパフォーマンスに加わることが出来なかった。

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ゆるキャラ(タバコマン、エコちゃん、まゆまろ)

来賓

昨年より多くの来賓(政治家)が出席した。受動喫煙防止に関心がある、ということなのだろう。議会での発言を見てみたい。

首長

  • 安田 守(やすだ まもる) 向日市長・・・向日市は2019年4月1日から各公共施設が敷地内禁煙。
  • 前田 光(まえだ ひかる) 大山崎町

京都府

  • 田中 健志(たなか けんじ)・・・薬物乱用に関心があるようだ。タバコはゲートウェイドラッグ(他の薬物への入口)となりうるので未成年者の喫煙防止は重要だ。平成28年文化・教育常任委員会12月定例会2日目の発言:

私の周りでも「大麻はたばこよりも害がない」とおっしゃる方がいまだにいらっしゃるんです。いや、本当にそうなんです。そういう意味では、認識がまだまだ甘いと思うんですね。だから、子どもたちももちろんですけれども、子どもたちを通じて大人にもそういう認識をしていただけるような取り組みはぜひお願いしておきたいと思います。

  • 磯野 勝(いその まさる)・・・飲食店での完全禁煙を目指す努力をするよう要望。平成30年決算特別委員会 書面審査 健康福祉部:

京都府受動喫煙防止対策の目標としては、大目標ですけれども、京都府内で受動喫煙を受ける機会をゼロにするという目標を立てられているわけです。そうなると、この国の法律と若干乖離というか賄えない部分も出てくるのかなという危惧があるわけですね。もちろん100%というのはあくまで目標ですけれども、何とか100%にする努力は今後されると思うんですけれども、その辺のお考えをお聞かせ願いたいなと思います。

京都市

  • 江村 理紗(えむら りさ)
  • 玉本 なるみ(たまもと なるみ)・・・分煙ではなく完全禁煙を求める発言。今回のイベントを共催したNPOの京都禁煙推進研究会への言及もしばしば見られる。受動喫煙防止に理解が深そうだ。平成30年12月教育福祉委員会(第19回)12月19日-19号:

今回,京都受動喫煙防止対策事業者連絡協議会の取組があるということもお聞きしたので改めて議論しましたけども,やはり今後オリンピックだとか,また観光客の方に京都に来てもらって,本当に京都の良さを知ってもらおうというような取組をすることに,もう取り組んでおられますけど,そこでやっぱり分煙のお店が結構多かったとかじゃなくて,完全禁煙されているお店が多くて過ごしやすかったというようなことにしていくべきだと私は思いますし,それを進めるのにはどうしたらいいのかというところで言うと,分煙ではなく完全禁煙を進めましょうという条例が必要ではないかなという風にも思いますので,是非検討していただくことを求めて終わりたいと思います。

  • 中野 洋一(なかの よういち)・・・病院敷地外(過去には民泊ゲストハウス周辺)での喫煙撲滅について要望していた。平成30年9月予算特別委員会第2分科会(第2回)09月20日-02号:

この病院敷地内全面禁煙というのは,病院にとってはいいかもしれませんが,逆にその周辺の方にとってみれば,平たく言えばいい迷惑という状況が発生しかねないというところだと思います。病院の方は健康になっても周辺の方は受動喫煙でがんになってもいいのかという風に言われかねない部分もありますし,当然,先ほどもおっしゃられた入院の条件,受診の条件が禁煙であるという部分は十分理解しますし,あわせて,その職員さん,お医者さん,看護師さん,そういった方々も,この病院で勤務する限りは絶対に禁煙してほしいと,禁煙しなければならないという風な形で,まずは市立病院周辺では一切その周辺にお住まいの方には受動喫煙の被害は与えないと,こういう風な覚悟を持って取り組む,そしてそのうえで,それ以外の私立,国立含めての病院に対して,周辺の住民に対して受動喫煙をさせないように徹底して指導するというところが大事だと思いますし,いわゆる率先垂範する部分でその指導の効き目も出てくると思いますので,是非そこについては,改めて市立病院を抱えている京都市として病院敷地内全面禁煙を進めているんであれば,病院敷地外も全面禁煙になるような,受動喫煙させないような環境を構築するということが求められていると思いますので,最後,局長の覚悟を聞かせていただいて終わりたいと思います。

  • 河合 葉子(かわい ようこ)・・・10年以上過去の話だが、路上喫煙禁止条例の成立に賛成討論した。その後、職員の路上喫煙についての質問がある。平成19年9月文教委員会(第9回) 09月28日-09号:

この河原町の先には丁度市役所があります。庁舎内禁煙で喫煙室のみで皆さん喫煙されているわけですけれども,最近は,私,余り見掛けなくなったかなと思うんですが,庁舎を出られた途端にたばこを吸われてそのまま歩かれる職員の方に遭遇することがよくありました。そういう意味では,京都市が率先してやっていることなので,やはり市役所の周りは,市民の皆さんに課せるかどうかという問題で言うたら,また,その1,000人の通行者がある場合で言う,ここで言うたらこの辺りはどうなのかというのはちょっと私,よく分かりませんが,市役所の周りは,少なくとも路上で職員がたばこを吸いながら歩いているというようなことがないようにしなかったら,市民にまず周知していくことができないのではないかなという風に思っているんです。

向日市

  • 村田 光隆(むらた みつたか)
  • 長尾 美矢子(ながお みやこ)・・・受動喫煙防止を求めるものの敷地内での喫煙は認める姿勢。平成29年 第2回定例会(第2号 6月13日)の発言:

それから、受動喫煙についてでありますが、吸われる方は高額納税者でもありますし、吸われる方も、また吸われない方も、ともに居心地のいい空間ができることが大事かなというふうに思っておりますので、喫煙所についても、決してその隅っこに追いやるということよりも、その受動喫煙の被害が起きないような形で、吸われる場所をしっかりと確保していただけるような取り組みも今後しっかり進めていただけたらなと思っております。なので、これから決まっていく新庁舎や、また複合施設などについても、館内禁煙ということで、具体的なことはこれからだと思うんですけれども、しっかりと進めていただきたいなというふうに、これは要望をしておきます。

  • 和島 一行(わじまかずゆき)
  • 天野 俊宏(あまの としひろ)・・・未成年の喫煙、薬物乱用防止に関心があるようだ。平成27年 第4回定例会(第2号12月 7日)の発言:

大麻や危険ドラッグなどが想像以上に、高校生や未成年者、そして若年層に広がっている可能性があると言われておりますけれども、本市の小中学校においてのたばこ、防煙教室ですね、あるいは危険ドラッグ、大麻等の薬物乱用防止の指導の状況についてはどのようにされておりますでしょうか、お伺いをいたします。

大山崎町

  • 岸 孝雄(きし たかお) ※会場近くまで来たものの急用のため欠席
  • 山中 一成(やまなか いっせい)

祝電

国会議員

  • 木村 弥生(きむら やよい)
  • 竹内 譲(たけうち ゆずる)
  • 泉 健太(いずみ けんた)

京都府

  • 能勢 昌博(のせまさひろ)・・・タバコ税の重要性を強調していた。平成28年予算特別委員会当初予算審査小委員会 書面審査 総務部での発言:

 それから、たばこ税であります。たばこ税も今年度一応予算的には3,900万円の減ということです。たばこ税も全部で27億円という大変大きな額でありますし、これは何よりも自主財源でありますので、各都道府県、市町村にとって大変ありがたい税金であります。その一方で、御存じのとおりだんだん禁煙というような流れになってきていますが、今後の推移をどういうふうに予測されているか、お聞かせを願いたいと思います。

京都市

  • 大道 義知(だいどう よしとも)・・・門川大作市長がヘビースモーカーであったと指摘。自身は過去喫煙者。家庭内での受動喫煙防止や健康増進法における屋内禁煙と京都市の路上喫煙禁止条例との整合性について質疑。基本姿勢がよく分からない。平成31年3月予算特別委員会(第5回)03月13日-05号

私が議員にならせていただきましたとき,丁度現市長は教育委員会の確か総務部長ぐらいだったんじゃないかと思います。極めてヘビースモーカーの方だったなという印象がございまして,今どのような状況になっているのか私も存じませんけれども,今回,受動喫煙でアンケートも採られる中で,取組が強化されることになりました。

そうした中で,今回相談窓口,それから家庭,家族での受動喫煙の教育と言いますか啓発,そして,さらには飲食店への様々な取組ということになるわけございますけれども,是非とも頑張っていただきたいんですが,局別質疑では担当部局の所で質疑を行ったんですけど,実は第1分科会に関係する,例えば文化市民局のいわゆる路上喫煙の問題との整合性も要ります。

質疑の中でも私,毎月22日は禁煙の日と,白鳥が2,2で,吸わん吸わんということで,22日が禁煙の日と言われてますもんですから,世界禁煙デーの5月31日とは別に,やっぱりそういう啓発をどんどん京都市としてやるべきではないかということも申し上げました。

どこまでも,吸う権利もありますので,私は吸ってらっしゃる方について文句を言ってませんし,私も昔は吸っておりましたから。ただ,今はそういうことで吸っておりませんけれども,そういう意味できちっとバランスの取れた取組をお願いをしたいという風に思います。

特別講演「健康増進法の改正にともなう受動喫煙防止対策」

タバコ対策の専門家、大和 浩(やまと ひろし)先生(ホームページ: わが国の今後の喫煙対策と受動喫煙対策の方向性とその推進に関する研究)による講演。厚生科学審議会 (たばこの健康影響評価専門委員会) 厚生科学審議会 (たばこの健康影響評価専門委員会)|厚生労働省 に委員として参加し、屋外や屋内の喫煙所が満たすべき要件について主に粉塵計を用いた研究結果を元に発言をしている。

タバコ対策を研究するきっかけ、法規制の必要性、日本や世界における受動喫煙防止対策の現状、日本で受動喫煙防止が進まない原因、タバコ産業による介入について、加熱式タバコによる受動喫煙など盛り沢山の内容。
使用されたスライドがここからダウンロード出来る(京都禁煙推進研究会「改正健康増進法について」): slides

発言のメモ:

  • 2024年の再改正の目標は、居酒屋と国会の禁煙(国会は行政機関でなく立法機関のため改正法の対象外。国会議員に喫煙者が多いため抜け穴となった。)
  • "フロア分煙"は効果がない。
  • JTのプレスリリース「~カフェ非喫煙エリアにおいて粉じん・ニコチン等の濃度はほとんど変わらず~加熱式たばこ使用時の空気環境影響調査結果について」 ~カフェ非喫煙エリアにおいて粉じん・ニコチン等の濃度はほとんど変わらず~加熱式たばこ使用時の空気環境影響調査結果について | JTウェブサイト に対する指摘: エアロゾルは室温で気化するので粉塵計では計測出来ないことは明らか、ニコチン濃度も計測を重ねれば統計的に有意に濃度上昇を示せるはず。実験を監修した嵐谷奎一氏は長年JTが設立した喫煙化学研究財団から助成金を受領。喫煙化学研究財団は領収書が不要な使い勝手のよい資金を研究者に提供し、JTに有利な研究成果が得られるよう誘導し、科学が歪められている。資金提供を受けた研究者の名前は非公開。自らも1997年から3年間150万円の提供を受けていた。
  • 屋外の喫煙所(公衆煙所)の足元の隙間は3~5cm が適切。
  • 大谷本廟西本願寺の喫煙所から受動喫煙が生じていることを計測により明らかにした。今後はこういった場所も禁煙とすべき。
  • いつか全面禁煙が実現することを夢見て、一歩一歩この「道」を進もう。心の師匠、アントニオ猪木のスピーチを引用し、締め括った。長女、次女を彼に因み命名する程心酔している。

この道を行けば どうなるものか 危ぶむなかれ。
危ぶめば道はなし。
踏みだせば その一足が道となる。
迷わずにゆけよ ゆけばわかる。

京都女子大学健康サークル ラ・サンテとゆるキャラによるパフォーマンス

禁煙ソング「禁煙すわん君」

禁煙ソング「禁煙すわん君」を流し、ゆるキャラと女子学生が振り付けを演じた。
www.youtube.com

タバコクイズ

4問出題された。

  1. タバコの煙に含まれる化学物質の種類(A. 5,300種類)
  2. 日本での受動喫煙による年間の死亡者数(A. 15,000人)
  3. 受動喫煙健康被害を初めて報告した国(A. 日本)
  4. 次のマスコット(タバコの煙の化身)の名称(A. けむいモン)

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けむいモン

各地での取り組みの報告

京都府での取り組み

年代別喫煙率、年齢調整死亡率、がん検診インターネット調査結果(府民対象)、受動喫煙防止対策に関するインターネット結果(飲食店対象)、第2期京都府がん対策推進計画、京都府がん対策推進府民会議、京都府受動喫煙防止憲章、世界禁煙デーでのイベント・街頭啓発、防煙対策、禁煙外来講習会、禁煙支援パンフレットについて説明があった。

京都府受動喫煙防止憲章(京都府受動喫煙防止憲章/京都府ホームページ)は京都府がん対策推進府民会議たばこ対策部会(京都府がん対策推進府民会議たばこ対策部会/京都府ホームページ)で策定された。こちらを健康増進法の改正を受け、改正したとの説明があった。

今回の報告にはなかったが健康増進法京都府受動喫煙防止憲章の改正に伴ない、京都府京都市そして京都受動喫煙防止対策事業者連絡協議会との三者受動喫煙防止対策を推進するための連携協定を2018年12月に締結した: 京都市:受動喫煙防止対策を推進するための連携協定の締結について
この京都受動喫煙防止対策事業者連絡協議会には、京都たばこ商業協同組合が参加している。つまり、タバコ産業の関連団体が参加している。全くおかしな話だ。これでは受動喫煙防止を推進出来るわけがない。

京都市での取り組み

喫煙率の推移の他、「健康長寿・笑顔のまち・京都推進プラン」(京都市:健康長寿・笑顔のまち・京都推進プラン)におけるタバコ対策(受動喫煙の防止、未成年者の喫煙防止、妊産婦の喫煙防止、成人の喫煙率の減少)について説明があった。
現在、市内各所の広報板に「ストップ!受動喫煙」と銘打ったポスターが掲出されている:

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ストップ!受動喫煙のポスター

2019年世界禁煙デー in 京都のライトアップ

ライトアップ

2019世界禁煙デー in 京都の取り組みの一環で、京都市内3ヶ所、向日市内1ヶ所でライトアップが実施されている。期間は世界禁煙デーである5月31日(金)から禁煙週間の終わる6月7日(金)までだ:
www.city.kyoto.lg.jp
www.city.muko.kyoto.jp
ライトアップの色はイエローグリーンであり、受動喫煙を拒絶する意思を表明するイエローグリーンリボン運動に由来する:
www.city.fukuyama.hiroshima.jp

4ヶ所を巡り、それぞれ撮影した。

二条城

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二条城東南櫓

京都府庁旧本館

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京都府庁旧本館
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世界禁煙デー ライトアップの解説板

京都府医師会館

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京都府医師会館

向日神社

木造建築にはうまく色が映えないようだ:

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向日神社
照明設備に問題はないようだが:
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向日神社のライト

世界禁煙デーの標語

WHO(世界保健機関)が定める今年の世界禁煙デーの標語は、"tobacco and lung health" だ:
www.who.int
その意訳を禁煙推進の会えひめの会員が選んだ結果は「タバコから あなたの肺を守ろう!」であった:
www.uen-ehime.com
WHOのポスターは以下のようにタバコの害を直接視覚に訴えかけるものである:

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World No Tobacco Day 2019 poster
日本の厚生労働省が作成した世界禁煙デーのポスターは受動喫煙防止を訴えるもので、タバコを止める、なくす、という本来の趣旨からは外れたもののように思える:
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厚生労働省世界禁煙デーのポスター