モノレール南茨木駅下に喫煙所が開設(2020年4月~)
パーティションで囲われているものの、厚生労働省が示した要件を満たしておらず、周囲への受動喫煙が防止できない。
喫煙所
モノレール南茨木駅の駅舎下に設置され、2020年4月1日より運用が開始された:
別の角度(阪急南茨木駅側)から見たところ:
開口部が2つあることが分かる。
阪急南茨木駅・大阪モノレール南茨木駅周辺が路上喫煙禁止地区に指定されたことに伴い設置された:
www.city.ibaraki.osaka.jp
厚生労働省が示した要件を満たしていない
厚生労働省は2018年11月9日付け健発1109第6号「屋外分煙施設の技術的留意事項について(通知)」にて、屋外分煙施設が受動喫煙防止のために満たすべき要件を示した。
パーティション型であれば、4方向を2~3メートルの高さの壁で囲み、出入口を2重のクランクとする、等とされた:
駅舎下の喫煙所は、これら要件を満たしていない:
- 壁は2方向からしか囲われていない。
- 従って出入口はクランク状となっていない。
- 壁の下部の給気用の隙間が大き過ぎる。
また、高架下にあるため、煙は上への排気が妨げられ、横に広がる構造となっている。
横の歩道や階段を通る者へと受動喫煙が生じる場所だ。これではせっかくの路上喫煙禁止地区指定も意味がない。
参考リンク: