和泉市議会議員(2020年9月13日投開票)候補者のタバコに関する市議会発言

※本稿で紹介した候補は全て当選した: 令和2年9月13日執行 和泉市議会議員一般選挙 開票速報/和泉市

和泉市議会議員選挙が2020年9月13日に投開票される。定数24に27人が立候補した。

市議会の議事録を「たばこ」「喫煙」「禁煙」「分煙」の4つのキーワードで検索し、現職候補のタバコに関する発言を調べた。

たばこ規制枠組条約(FCTC)第8条を正しく理解する候補がいる一方で、新庁舎への喫煙場所の設置を執拗に求める候補が2名いた。

目次:

小林 昌子 候補

受動喫煙防止や職員の喫煙について関心が高い。

たばこ規制枠組条約第8条の内容を正しく理解している。

和泉市 平成31年3月 予算審査特別委員会 03月05日-01号

職員の勤務時間中の喫煙について質疑:

◆小林昌子委員 
 まず1点目です。安全衛生事業に関連して、受動喫煙による健康被害防止についてお聞きいたします。
 生駒市では、昨年4月1日から昼休みを除く勤務時間内は喫煙を禁止するとともに、喫煙後45分間はエレベーター使用を禁止しているとのことです。本市では、職員さんはエレベーターの使用は禁止となっていますが、喫煙はフリーの状況と認識をしております。生駒市によると、喫煙後も呼気には有害な物質が残り、喫煙前のレベルに戻るには45分間が必要とされる研究結果があり、これをもとにさきのようなことを決定したとのことです。
 本市における喫煙時間の設定や受動喫煙に対する市の見解についてお聞きいたします。

和泉市 平成30年11月 庁舎整備特別委員会 11月09日-01号

新庁舎の喫煙所について質問:

◆小林昌子委員外議員 
 2点目ですが、大阪府内の自治体41カ所において、建物内及び敷地内禁煙となっているのはそれぞれ30カ所と10カ所となっており、建物と敷地内禁煙というふうになっておりますのは7団体あります。新庁舎建設において喫煙所についての市の考え及び今回の図面ではどこに明示されているのか。また、国の動向はどうなっているのかお伺いします。

和泉市 平成29年9月 定例会(第3回) 09月29日-05号

議員提出議案第13号「受動喫煙防止対策を進めるために健康増進法の改正を求める意見書」に反対討論。

これは、意見書が喫煙室の設置を認める内容となっているため。

喫煙室からは必ず煙が漏れるため、受動喫煙を防止できない。

◆22番(小林昌子議員) 議員提出議案第13号「受動喫煙防止対策を進めるために健康増進法の改正を求める意見書」に反対の立場から討論いたします。
 もとより、二次喫煙、日本では受動喫煙と言われていますが、これらの害からも非喫煙者は守られるべきだと考えています。しかしながら、本意見書では項目3に、屋内における規制においては喫煙専用室の設置が困難な小規模飲食店に配慮することの記載があります。一方、項目2として、屋内の職場、公共の場を全面禁煙とするよう求めるWHOたばこ規制枠組条約第8条の実施のためのガイドラインを十分考慮することと記載されています。このWHOたばこ規制枠組条約第8条の実施のためのガイドライン、たばこ煙にさらされることからの保護では、7つの原則が提示されています。その全てを紹介するには時間がかかりますので、2つを紹介します。
 原則1、WHO枠組条約で言及するとおり、たばこ煙にさらされることから保護するための効果的な対策としては、100%の無煙環境をつくり出すため、特定の空間または環境から喫煙とたばこ煙を完全に排除しなければならない。たばこ煙にさらされることについては、安全なレベルというものはなく、二次喫煙の煙の毒性についてのしきい値などの概念は、科学的根拠と矛盾するため受け入れられない。換気、空気ろ過、喫煙指定区域の使用(専用の換気装置の有無にかかわらず)など、100%無煙環境以外のアプローチには効果がないことが繰り返し示されている。また、技術工学的アプローチでは、たばこ煙にさらされることから保護できないという科学的あるいはその他の決定的な証拠が存在する。
 原則2、たばこ煙にさらされることから全ての人が保護されるべきでる。屋内の職場及び屋外の公共の場は、全て禁煙とすべきであるとの記載があります。このガイドラインを十分考慮すれば、3に記載されている喫煙専用室の設置が困難な飲食店に配慮することの記載は矛盾しています。さらに、このガイドラインでは、定義として、法律の策定においては、主要な用語を注意深く定義することが重要である。多くの国の経験をもとに、適切な定義について幾つかの提言を個々に示している。本項における定義は、全てWHO枠組条約に盛り込まれた定義を補完するものであると記載されており、受動喫煙や非自発的にたばこ煙にさらされるなどの用語は避けるべきであるとの明示がされているにもかかわらず、本意見書にはこれらの用語が多用されています。
 国民の健康を最優先に考え、たばこ煙の害を防止する対策の取り組みを進めるためには、WHOたばこ規制枠組条約第8条の実施のためのガイドラインに沿った意見書であるべきだと考え、本意見書に反対いたします。

和泉市 平成20年6月 定例会(第2回) 06月25日-02号

職員の喫煙について

◆22番(小林昌子議員) 最後にします。
 行政というのは、条例があるからこうしなければいけない、そうしなければいけないというものではなく、公僕としての使命をいかに市民に説明責任を果たせるか、この1点で共通した視点、認識をお持ちであれば、私が細かい、協議録をどうとかこうとかって言わなくっても、皆さんがおのずと自発的に取り組んでいただけると思うんです。部長名で通達を幾ら出しても、それは心に届かなかったらだめなんですよね。私は、たばこの件で何回も担当の部長に、現場を確認したときに、「また吸っておられます」「また吸っておられます」「どうにかしてください。管理職が吸うなんておかしいじゃないですか」、何回も言いに行きました。でも残念ながらゼロではございません。職員の皆さんの今後を期待して、ぜひ協議録またあすから取り組んでいただけるというふうに期待をいたしまして、私の質問を終わります。

さおとめ 実 候補

和泉市 令和2年3月 予算審査特別委員会 03月09日-03号

路上の喫煙所の構造に関心

◆早乙女実委員 
 最後です。議案第12号の路上喫煙の制限です。以前の協議会で内容を示されて、やっと日の目を見そうなんですが、ちょっと気になってるのが、午前中にも少し出ておりましたけども、永田委員が少し要望だけ、和泉中央駅のほうをもう一か所屋外の喫煙所を増やせないかということもおっしゃってましたけども、喫煙場所なんですが、青天井、つまり何も屋根もないところでたばこを吸えということなのか、この点はどうでしょうか。

◆早乙女実委員 ありがとうございます。
 冒頭へ戻りますけど、青空、青天井の下でということで、和泉中央駅の予定されてるところは駅舎の端っこなんで、多少屋根みたいな、ひさしみたいなのがあって、一定雨露はしのげるんですけども、和泉府中駅は、多分、橋の下ではなかったと思うんで、デッキから降りたところの先だと思うんで、そういうことも含めまして、本来であれば、国のほうの制度から言っても税を取ってるわけで、普通であれば、きちっとした処理を持った喫煙室を本来的には設置すべきじゃないかなと思うんですけども、なかなか予算的な分もあって、そうはならないでしょうけども、あえて反対はしませんけども、こういう啓発型の条例ですので、その点は頑張っていただいて、効果が上がるようにしていただくように要望して終わります。

和泉市 平成29年9月 定例会(第3回) 09月29日-05号

小林昌子候補と同じ理由(喫煙室は認められない)で、議員提出議案第13号「受動喫煙防止対策を進めるために健康増進法の改正を求める意見書」に反対討論。

◆12番(早乙女実議員) 12番・早乙女です。
 ただいま上程されました議員提出議案第12号「小中学校におけるプログラミング必修化に対して支援を求める意見書」並びに議員提出議案第13号「受動喫煙防止対策を進めるために健康増進法の改正を求める意見書」について、日本共産党議員団を代表して採択反対の立場で討論をいたします。

 次に、議員提出議案第13号「受動喫煙防止対策を進めるために健康増進法の改正を求める意見書」についてです。
 本意見書では、世界保健機構(WHO)は、日本の受動喫煙対策を最低ランクに位置づけているとし、我が国の受動喫煙防止対策の取り組みを国際社会に発信する必要があると述べています。しかし、先進国であるカナダ、英国、ブラジル、米国、特にニューヨークですが、それとロシアでは、屋内での全面禁煙はもちろんのこと、喫煙専用室設置も不可となっており、小規模飲食店などの例外を認めない完全禁煙となっています。スペインでは、2006年に100平方メートル以下は喫煙を選択できるとしましたが、吸える店、吸えない店が混在することで混乱を来したために、2011年からは全て全面禁煙にした経緯もあります。
 日本医師会の今村 聡副会長は、厚生労働省が示した小規模の飲食店を建物内禁煙の対象から除外する受動喫煙防止の強化案などについて、国民の健康増進の観点から決して容認できないとまで記者会見で述べられていらっしゃいます。
 本意見書は、受動喫煙防止対策の取り組みを進めるための罰則規制を図る健康増進法の早急な改正を求めるとしていますが、3項目めで喫煙専用室の困難な小規模飲食店に配慮することとして例外規定を認めるものとなっています。我が国の受動喫煙防止対策の取り組みを国際社会に発信するというのであれば、例外を認めず完全禁煙にすべきとすべきであります。そういった点から、本意見書の採択にも反対をいたします。

いいさか 光典 候補

受動喫煙の防止の重要性を強く認識。

和泉市 平成31年3月 定例会(第1回) 03月19日-02号

受動喫煙の防止の重要性に関して質疑した後、新庁舎の受動喫煙対策について質問:

◆21番(飯阪光典議員) ありがとうございます。御答弁いただいた副流煙の害からも、受動喫煙の防止の重要性を強く認識させていただきました。
 この受動喫煙の防止を図るため、健康増進法の改正や府の関連条例では、受動喫煙による健康影響が大きい子ども、患者等に配慮する観点から、学校や病院などの施設や行政機関の庁舎等を第1種施設として位置づけていることから、これらの施設の管理権限者には受動喫煙を防止するための措置を講じる必要が出てくると思います。
 そこで、お伺いいたします。
 このように整備された法背景のもと、本市では、まさに新庁舎の建てかえが行われようとしておりますが、この条例に対し、新庁舎ではどう対応をするのかお聞かせください。

路上における、「喫煙者とのすみ分け」について要望:

◆21番(飯阪光典議員) ありがとうございます。
 今回、受動喫煙防止対策について質問をさせていただいたのは、先ほども言いましたが、駅で見かけた光景に加え、駅を利用される方から、「公共空間におけるたばこへの対策、これがほとんどなされておらず、子どもたちがかわいそうだ」という声からさせていただきました。
 今回、大阪府において条例が制定されたことを受け、本市の対応もしっかりと条例に沿ったものでなければなりません。一日でも早く路上喫煙防止に関する条例を制定し、子どもたちにとって住みやすい環境をつくっていただくと同時に、喫煙者とのすみ分けについても最善の策を考えていただきますよう要望いたします。

山本 秀明 候補

喫煙の権利を主張。

和泉市 令和元年9月 庁舎整備特別委員会 09月18日-01号

新庁舎は、法令に基づき、「敷地内全面禁煙」となる予定である:

◎近藤眞理総務部総務管財室長兼総務担当課長 総務担当課長の近藤です。
 根拠につきましては、健康増進法及び大阪府受動喫煙防止条例に基づきまして、敷地内全面禁煙をしていくものです。

山本 秀明 候補は、喫煙の権利があるなどといって、これに反対した:

◆山本秀明委員 ありがとうございます。
 そうですね、受動喫煙ですね、いわゆる当然喫煙者に対しても、たばこを吸う権利があるんですけども、健康増進法の中でいわゆる副流煙というんですか、その煙を吸いたくもない人が吸う、これはもう避けなければならないということで、これは受動喫煙防止ということで、法的にもその辺は禁止というんですか、やっていかない方向にするということで言われてると私自身も認識しております。

喫煙の権利などというものは認められているとはいえない:
「喫煙権」という主張は認められるのか?

坂本 健治 候補

山本候補と似た主張。

和泉市 令和元年9月 庁舎整備特別委員会 09月18日-01号

山本候補に続いて、喫煙場所の設置を求める「分煙」を主張していた:

◆坂本健治委員 それがそもそもとして、今言うた河内長野市みたいに、それに対して市独自の考え方を持ってると。国でも各省庁で全面撤廃したところももちろんありますが、分煙というような形、受動喫煙のそもそもの考え方というところでいうと、意図しない人間が煙を吸うのですよ。意図しない。というのは何かということは、たばこを吸う方がいて、その前を意図しなく通った場合に受動喫煙をすることに対しての、この条例の中に文書入ってたと思いますよ、意図しないという部分が。
 そやから、基本的に、今言ったように分煙であったり、もろもろのこと、ほんで今言うたように和泉市の全体的なことを考えた中でというんですけど、吸う人の権利も、国で売ってるわけですよね、認めて。麻薬でも何でもないわけですから。基本的に受動喫煙、だから、買う人は吸うのはそれを注意して吸ってくださいよ、しかしながら、吸わない人に迷惑をかけてはいけませんよということですよね、解釈としたら。

タバコに含まれるニコチンは薬物である:
タバコはれっきとした「薬物」である(石田雅彦) - 個人 - Yahoo!ニュース

友田 博文 候補

スタンスがよく分からない。

「たばこ税がふえるということは、市にとってはマイナス要件違うのかいな。」と質問しているが、過去には、喫煙場所の整備を要望していた。

和泉市 平成30年3月 予算審査特別委員会 03月06日-02号

◆友田博文委員 和泉市は健康都市21ということで、そういうふうにうたってやってるんやから、その中でやってると思うんやけども、健康都市21という中で、たばこはやめようと和泉市が、和泉市の施設管理者は誰か、総務部長なのか市長なのかわからないけども、そういうふうに和泉市で決めてやってるんやから、それはそれでええと思うんやけども、私は、はっきりと受動喫煙をそういうふうにやってるんやから、禁煙を、もう和泉市では全てのところを健康のためにもうやめるとか、大阪市へ行ったら道路でもたばこを吸わないとかポイ捨てをやめるとかいろんな形があると思うんやけども、はっきりとした、施設管理者に任せてるというような今やったら感じがするわな。

和泉市 平成27年3月 予算審査特別委員会 03月11日-04号

◆友田博文委員 いや、そんな簡単なものと違うでしょう。和泉市は健康都市を宣言した、たばこをやめるというのを宣言してる市と違うのかな。そうすると、たばこ税がふえるということは、市にとってはマイナス要件違うのかいな。

和泉市 平成26年10月 決算審査特別委員会 10月23日-04号

◆友田博文委員 時間もたってるので、やっぱりこれは意見だけ言うとくけども、片や税収がふえて、そして本数もふえてるわけや。片や健康都市で減らそうとしてる。せやけど、いうたら減らすのにどんな施策をしてるかというたら、案外、我々はエレベーターのところで見たら、禁煙です、庁舎は禁煙でっせと書いてある。よう喫茶店行くんやけど、喫茶店行ったらたばこ吸うところほとんどないやんね。和泉中央の珈琲館ぐらいやな。ほかはもうみんなたばこ吸われへん。そのぐらいたばこは締められてるわけや。ところが、実質的には税収はふえる、税収がふえるということは、今も平成25年度の予測が1億1,500万円上がってる、それは本数がふえてると、そのぐらい違うわけや。そやから、そういった面で本当にその税収が要らんかったら、もう和泉市で道路も何もかも禁煙にしたらええねん。あんたところでそういう政策を打ったらええが。それか、もう和泉市でたばこは売らんと、そのぐらいのことしたらええねや。路上喫煙あきまへんよ、もうどっと締めたらええんや、そんなもの。そやけど、片方で税収が欲しいって、あんた難しいわな、これ。

和泉市 平成21年9月 定例会(第3回) 09月28日-02号

◆1番(友田博文議員) そしたら、通してやらせていただきます。たばこ関係ですけどね、庁舎全面禁煙についての考え方については、私のほうでは理解がしかねます。たばこの全館禁煙は受動喫煙防止のためのみ計画されているのですか。喫煙者も非喫煙者もたばこに害があるから市民のために市民の命を守るために計画されているのではないのですか。この点を明確にお答えください。
 次に、敷地内が禁煙できるのであれば、別に禁煙場所を定めなくてもいいのではないのですか。一般市民には大変わかりにくい場所を指定しようとしていると思うのですが、市民の権利はどうなっているのですか。市民にはたばこを吸う権利があるんです。何も悪いことをしているわけでもないし、たばこを吸う者は端っこに追いやられ、ひいては外に追いやられ、市役所は市民の建物ではないのですか。10億円もの税金をいただいているんです。自衛隊の基地を見てください。あの広さで3億円弱しかないんですよ。10億円もの税金は和泉市にとっては大変ありがたいものではないのですか。もっと施設の整備を図り、市民に納得いただけるサービスの提供が必要ではないのですか。施設管理者は市民に納得いただける喫煙場所を設けることが望ましいと考えるが、その点についてどうかお答えください。

和泉市 平成20年3月 予算審査特別委員会 03月13日-04号

◆友田博文委員 たばこ税を見てびっくりしたんですけど、7億円ぐらいかなと思っていたんですけど、いつの間にか10億円を超えているというので、大変市にとってはいいことでありながら、喫煙者にとっては高くなり、また受動喫煙率の分については嫌なこともあるんですけども、一応聞いときます。

箕面市立中学校教諭が職員室で喫煙、校長とともに口頭厳重注意処分に(2018年10月15日)

箕面市では、平成22年4月より学校敷地内禁煙である。

しかし、市立中学校教諭が、職員室の一角で、2018年6月と9月の2回にわたり喫煙を行っていた。また校長はその事実を確認していたが、速やかに教育委員会への報告を行っていなかった。

教育委員会は2018年10月15日付けで、当該教諭及び校長を「口頭厳重注意」とした。

教職員の綱紀粛清及び法令遵守について(通知)

平成30年(2018年)10月15日付け箕子職第183号にて「教職員の綱紀粛清及び法令遵守について」が通知された。

内容は事案と処分の概要、また再発防止について。

通知:

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教職員の綱紀粛清及び法令遵守について(通知)


「職員室の一角」で喫煙した、とあるが、想像するに加熱式タバコを使用したのではなかろうか?

加熱式タバコであれば、受動喫煙が生じない(バレない)、と誤解している喫煙者は多いように思う。

箕面市 令和元年9月 定例会(第3回) 10月07日-02号

箕面市議会で、武智秀生議員がこの件を取り上げていた:

◆23番(武智秀生君) 
 続きまして、教職員の不祥事の現状と背景についてお尋ねいたします。
 例年、教職員の不祥事が、全国的にですが、報道されております。本市においても例外ではなく、昨年4月より現在まで、極めて悪質な不祥事が発生しています。大変残念な話ですが、少しばかりご紹介いたします。
 平成30年から現在までの学校教職員の処分事案について、これは事実であります。
 まず、体罰が3件ありました。
 注意に従わなかった児童の内ももをつねった。注意に反抗的な態度を見せた生徒の胸ぐらをつかみ、平手で頬をたたいた。児童が授業中に離席した際など、肩をたたく体罰を繰り返し行った。さらに、不適切なSNSの利用。自身が勤める学校の生徒を中傷する内容や業務連絡の画面を自身のツイッターに掲載した。さらに、学校敷地内の喫煙。学校敷地内の喫煙は禁止されているにもかかわらず、職員室で喫煙を行った。



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箕面市議会議員選挙(2020年8月23日投開票)候補者のタバコに関する市議会発言

※(8/24追記)本稿で紹介した候補のうち、尾上(おのうえ) かつのり 候補のみ落選した:
令和2年8月23日執行・箕面市議会議員選挙開票結果/箕面市

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果たしてください大人の責任さあ、投票へ!

箕面市議会議員選挙が2020年8月23日に投開票される。定数23に28人が立候補した。うち19人が現職。

市議会の議事録を「たばこ」「喫煙」「禁煙」「分煙」の4つのキーワードで検索し、現職候補のタバコに関する発言を調べた。

タバコ規制に熱心な候補がいる一方で、喫煙者の候補は学校への喫煙所の設置を要望するなどしていた。

なお、箕面市は2011年4月1日より路上喫煙禁止条例が施行され、箕面駅から滝道また箕面公園などが路上喫煙禁止となった。そして2020年4月より全ての公共施設が敷地内禁煙となった。


目次:

ますだ 京子(きょうこ) 候補

タバコ規制について関心が高く、正しい知識を持ち合わせていることが質疑から伺える。なお、香害についての質疑もある(本稿では割愛)。

箕面市 令和元年9月 定例会(第3回) 10月10日-03号

箕面市の公共施設の敷地内禁煙についての質問:

◆4番(増田京子君)
 2点目、公共施設などの禁煙についてお聞きいたします。
 たばこを吸っている人の煙を吸い込むことによる受動喫煙の対策は、がん予防に欠かせないと言われておりますが、その目標値は残念ながらがん対策の指針には盛り込まれませんでした。
 また、たばこは、がんだけではなく、その煙を吸うことにより化学物質過敏反応を起こす人たちが多くいるのです。
 今回、32都道府県が受動喫煙を受けやすい飲食店での数値目標を独自に設定したとも新聞記事にありました。大阪府では店舗受動喫煙率数値目標は15%としております。
 このように、健康増進法が改正され、大阪府受動喫煙防止条例を受け、箕面市でも喫煙が公共施設で禁止になります。この市役所内でも、屋外もだめとして、2020年3月末で全面禁煙とされております。そのため、本館3階にあった喫煙所もなくなり、現在は屋上での喫煙となっております。
 そこでまず、禁止にした法的根拠と現在の公共施設の状況、そして今後について、経過も含めお聞かせください。


加熱式タバコなどの新型タバコについての質問:

◆4番(増田京子君) ありがとうございます。健康増進法は努力規定だったということですが、万博を控えるなどもあるのか、それより厳しい大阪府受動喫煙防止条例が策定されたことにより、箕面市も公共施設全面禁煙とすることと理解いたしました。
 そこで、新型たばこと言われ、受動喫煙が少ないとして、国内での使用が広がっております加熱式たばこ、そして、輸入はできるようですが、日本ではまだ販売されておりません電子たばこなども含まれるのでしょうか。
 この電子たばこについては、ことし、世界保健機構(WHO)は7月26日、電子たばこは間違いなく有害であり、規制すべきだと表明したとあります。また、電子たばこの使用に対する規制は世界的に広がっており、アメリカ、サンフランシスコがことし6月、販売・製造を禁止したほか、世界の喫煙者の3分の1近くが住む中国も規制を計画しているとありました。新型たばこに対する見解も含めお聞かせください。


路上喫煙禁止区域の拡大についての質問:

◆4番(増田京子君) ありがとうございます。今回の禁煙には、加熱式たばこも対象ということを理解いたしました。そして、電子たばこは、たばこの葉を使っていないので今回の規制外であり、また、販売されておりませんので、市としては確かに見解を述べる状況にはないということだと思いますが、外国から入ってくる可能性もあり、注視しておく必要はあるかと思います。
 そして、箕面市でも、市内の一部の路上喫煙禁止措置をとっております。今回の大阪府条例によってそれがさらに広がるのでしょうか。そこでまず、現在の状況と、これまでどのような成果があったのかをお聞かせください。そして、今後の取り組みはどのようになるのかもお聞かせください。


飲食店における禁煙について質問。

◆4番(増田京子君) ありがとうございます。大阪府条例は屋内のため、それに沿って市条例対応の路上喫煙禁止区域は広げないとのことで、それは理解いたしましたが、まず滝道などの禁煙の徹底をこれからも取り組んでいただきたいと思います。
 そして、大阪府は、最初に申し上げましたように、喫煙飲食店を15%まで減らしていきたいと目標を上げておりますが、箕面市でも民間への協力の取り組みがあるのでしょうか。この点につきましても現状と今後をお聞かせください。


職員の禁煙について要望:

◆4番(増田京子君) ありがとうございます。大阪府では、喫煙室整備などに補助制度や支援策も取り組んでいくようになるとのことですけれども、これは禁煙というよりも分煙になると思いますけれども、最近は多くの禁煙の店舗がふえておりますので、さらにふえるように取り組んでいただくことを要望しておきます。
 そして、皆さんも喫煙をされていると思うんですけれども、ご自身の体のためにも禁煙されることを期待しておりますので、よろしくお願いいたします。

箕面市 平成28年12月 定例会(第4回) 12月20日-02号

路上喫煙禁止地区(滝道)の周知徹底について:

◆4番(増田京子君) 
 そして、最後にですけれども、滝道の禁煙についてお聞きいたします。
 先ほどの賑わいの会の方からも滝道道路では禁煙ゾーンとなっているのではないか。しかし、多くの人はそれをまず知らない。観光客にも知ってもらえるようにきっちりと禁煙にしなければいけないのではないかと問われました。
 2011年4月1日に箕面市路上喫煙禁止条例を施行し、箕面駅の駅前広場、滝道、箕面公園全域及び箕面大滝から大日駐車場に至るまでの歩道は路上喫煙禁止地区、1,000円の過料の徴収もあります。多くの観光客が訪れ、市民の皆様にもウオーキング、ハイキングコースとして親しまれている地区の安全を確保し、誰もがきれいな空気を楽しみながら歩いていただけることをめざしますとされているんですから、もう少し徹底する必要があるのではないでしょうか。見解をお聞かせください。

中西 とも子(なかにし ともこ) 候補

禁煙対策に関心が高い。紹介しないが平成26年に路上喫煙対策について質疑をしていた。選挙広報に「化学物質過敏症や香害対策」を掲げている。

箕面市 平成29年6月 民生常任委員会 06月05日-01号

健康寿命延伸のための禁煙対策についての質疑:

◆中西委員 すみません。まず初めに、先ほど長寿命化策のお話が出ていたのでちょっと関連で、事前に聞くよと言っていなかったので、お答えいただけなかったらそれはそれでいいんですけれども、1つだけちょっとどうしても聞いておきたいなということがありまして、1点質疑させていただきます。
 何かというと、健康寿命を延伸させるということの1つに、私はやっぱり禁煙対策というものが欠かせないのではないのかなと常々ご担当者さんとは議論させていただいているんですけれども、今回、長寿命化策を検討なさるに当たり禁煙対策についてはどのようにご議論をされたのか、差し支えなければ教えていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。

議会(市役所3階)の喫煙室について:

◆中西委員 ありがとうございます。職員さんの中にも喫煙される方は大勢いらっしゃるかと思うので、なかなか言いにくいことではあるんですけれども、でも、やっぱり昨今、禁煙問題というのはもう全世界的な課題として取り組んでおられることなので、ぜひ当市でも積極的に実効性のある施策として進めていただきたいなと要望をさせていただきます。
 あわせて、3階には喫煙室がありますので、そのことは我々自身が主体的に解決していかなくてはいけない課題の1つかなとも思いますので、重く受けとめたいなと思っております

箕面市 平成28年2月 彩都・箕面森町地域整備特別委員会 02月10日-01号

彩都なないろ公園のフリーウォールのぼや騒ぎに関連してタバコ吸い殻の不法投棄について:

◆中西委員 ぼやの件とけがの件は、また課題が違うのかなというふうに思うんですけれども、まず、ぼや騒ぎについてなんですけれども、従前からかなり大量のたばこの吸い殻がフリーフォールの近くに投棄されていたりとか、たばこの箱が捨ててあったりとかってすごい状態だったと思うんですけれども、その辺であのあたりで喫煙をしないっていうようなことも含めての何か啓発が必要なのかなというのが一つあります。

内海 辰郷(うつみ たつくに) 候補

元喫煙者(平成27年6月当時)。40歳で卒煙。会派を同じくする(した?)喫煙議員への遠慮がありつつも、禁煙の重要性を訴える。

箕面市 平成27年9月 総務常任委員会 09月18日-02号

医療費削減の観点から喫煙所は不要との意見:

◆内海委員 これ、きのう、やっとって、ほんで、うちの会派の二石議員が同じこと言うていましたわ。上田議員が、もうやめとこうと言う。これ、いうたら、私と上田、二石、林って、昔、会派、一緒やったんや。これ、2対2に分かれてね。僕も答弁求めません。やっぱり、そやけど、そない今、倉田市長は健康長寿のまちをつくろう言うとるわけや。ほんで、国保で医療費の削減、一生懸命議論しとる。あれ、コストゼロ言うたけど、私、ラジオ体操、今、一応、10分ほど公園の周りでやっとる。毎日、たばこの吸い殻落ちていますわ。医療費のことを考えて、健康長寿のまちづくりで、倉田市長がそんなん、喫煙所をつくっているというのは、それはちょっと格好つかん、逆にね。だから、やっぱり非常に日本はたばこ吸いや酒の寛大な国や言われとるんですけどね。やっぱり健康長寿のまちづくりめざしているで、医療費削減せなあかん、生活習慣病の一番の先にあるのは喫煙でございますという事実だけ、喫煙するいうのは周りの人にも迷惑かけるということだけ、私も意見はやっぱり言うとかないかんと。以上でございます。

箕面市 平成27年6月 総務常任委員会 06月08日-01号

がん患者を減らすために喫煙率低下すべきとの意見:

◆内海委員
 これは一つは、今、市長がもう健康長寿に取り組んでおられる。もう一つは、民生常任委員会を聞いとったら稲野委員がこれはみんなで知恵絞って医療費の削減に取り組まなあかん、こういうことをおっしゃっていましたんで、この2点でちょっと全体的な議論ということで1つだけ提案したいんですが、この新聞記事は東大の中川先生という方が書いておられるんですが、5月の記事で31日は世界禁煙デー、6月6日までは禁煙週間、2020年、ことしのテーマはスモークフリーの国をめざして冬季オリンピックパラリンピックへ向けてとかね、厚生労働省がそういうことを取り組んだ。
 こういうことですわ。世界では毎年500万人がたばこを吸うことで命を落としています。史上最大の人災と言っても過言ではありません。がんについても原因のトップで、日本では毎年男性で約8万人、女性で約8,000人が発症しています。喫煙がなくなれば日本人のがん患者の約20%、男性で30%、女性で3%ほどが減る計算ですと。
 それから、もう一つは他人の吸ったたばこの煙、受動喫煙でがんを発症して命を落とす人の数は、交通事故による死亡をはるかに上回る年間7,000人程度と推定されています。酒に受動飲酒はありませんが、たばこには受動喫煙がございます。がん患者を減らすためには喫煙率を減らすことですと、こう書いておりまして、あんまりしつこう言うたら叱られるかわからんけど、もうちょっとだけね。
 それで、日本は何と飲食店では46%のお店がまだ全て受動喫煙大国になっておる。今、国挙げてのがん対策推進基本計画では、約10年間でがんによる75歳未満の死亡者を2割減少させることを目標にしているんやけども、まだ13%ぐらいやと。喫煙率の半減を前提にしてこの計画は定められておる、こういうことですね。

◆内海委員 別にここで議論を売るつもりではないですが、いや、先ほどの新聞にこう書いてある。それでそこの喫煙ルームありますね。このこともちょっと考えないかんなと、こう書いてある。さっき受動喫煙のことでたばこは自業自得では済まず、吸わない人にも害が及びます。この後です。先進国の中で、国会に灰皿のある国など日本だけでしょと、こう書いてある。この辺の意識の問題。
 それと、もう一つ市民の方から言われたんで思い出したんやけどね、市立病院でドクターが何か出てきて吸っておるらしいな、何かどっか場所に固まって。あれがごっつい目立つっちゅうわけや。ドクターがこれするかというご指摘もございます。
 私も40歳までは吸うておりましたが、そういうことで一回このたばこの問題もみんなで考えていくのにいいきっかけにしたいな。以上でございます。

岡沢(おかざわ) さとし 候補

箕面市 平成29年2月 定例会(第1回) 03月03日-02号

がん教育における喫煙防止について

◆17番(岡沢聡君)
 4点目に、現在、小・中学校において防災教育をはじめ、時間を工面しさまざまな教育を行っていただいておりますが、その中にぜひ「がん教育」を行っていただくことをお願いしたいと思います。
 現在、文科省では、2014年から「がんの教育総合支援事業」の一環として一部自治体の学校でモデル事業を実施しております。
 子どもたちががんを正しく理解することは、生活習慣の改善や喫煙の防止だけではなく、将来的に検診受診率を向上させ、がんとの共生社会を築いていく基礎になります。

たけち ひでお 候補

箕面市 令和元年12月 建設水道常任委員会 12月05日-01号

火災予防の観点からの箕面公園における路上喫煙規制に関する質問:

◆武智委員 ありがとうございます。消防本部の積極的なお取り組みは理解いたしました。
 では、この箕面公園を管理している大阪府の火災予防の取り組みを教えてください。なぜこういうことを確認したいかと申しますと、11月に入ってから、私は大体週末は箕面公園を歩いているのですが、先ほども言った路上喫煙というか、公園内でも今、少数ですが喫煙されている方が、都度、私も気がついたらここはだめですよというふうに教えてさしあげるんですが、大阪府の認識が少し箕面市と温度差があるのかなというふうに考えておるんですが、このあたりの大阪府の取り組み、管轄は池田土木事務所ですけども、こういう啓発に関して積極的に取り組んでおられるのか否か、お教えいただければ幸いでございます。

箕面市 令和元年9月 定例会(第3回) 10月07日-02号

教員の不祥事に関する質問:

◆23番(武智秀生君) 
 続きまして、教職員の不祥事の現状と背景についてお尋ねいたします。
 例年、教職員の不祥事が、全国的にですが、報道されております。本市においても例外ではなく、昨年4月より現在まで、極めて悪質な不祥事が発生しています。大変残念な話ですが、少しばかりご紹介いたします。
 平成30年から現在までの学校教職員の処分事案について、これは事実であります。
 まず、体罰が3件ありました。
 注意に従わなかった児童の内ももをつねった。注意に反抗的な態度を見せた生徒の胸ぐらをつかみ、平手で頬をたたいた。児童が授業中に離席した際など、肩をたたく体罰を繰り返し行った。さらに、不適切なSNSの利用。自身が勤める学校の生徒を中傷する内容や業務連絡の画面を自身のツイッターに掲載した。さらに、学校敷地内の喫煙。学校敷地内の喫煙は禁止されているにもかかわらず、職員室で喫煙を行った。

尾上(おのうえ) かつのり 候補

喫煙者(平成27年9月当時)。重度のニコチン依存症のようで、「一般質問の原稿を書いているだけでいらいらしてたばこを吸いたくな」るとの発言。

箕面市 平成27年9月 定例会(第3回) 10月07日-02号

学校への喫煙所設置の要望:

◆13番(尾上克雅君) 
 続きまして、大綱2項目め、学校教職員の喫煙について質問いたします。
 平成15年5月に施行された健康増進法の第25条で、学校等においては、受動喫煙を防止するために必要な措置を講じることなどが規定され、さらに、平成20年1月の中央教育審議会答申において、受動喫煙防止の徹底が示されたことにより、箕面市では、平成22年4月1日より学校敷地内全面禁煙となりました。
 しかし、学校敷地内全面禁煙となったために、休憩時間や授業が終わってからと思いますけれども、学校の門の前で喫煙している教師を見かけました。
 私も喫煙をしていますが、誰が見てもいい光景だとは思わないでしょう。これを自宅に例えると、自宅でたばこを吸っていると、奥さんに家がたばこ臭くなるからやめてと言われ、自宅の門の前で吸っているのと同じで、家族の受動喫煙は守られても、歩行者の受動喫煙は無視しているかのような行動だと思います。
 しかし、喫煙する身で考えると、一般質問の原稿を書いているだけでいらいらしてたばこを吸いたくなります。教師は40人もの性格の違う個性のある子どもたちと対峙して、1日に何時間も授業を行うこと、保護者との対応や書類作成、その他の仕事でもストレスを感じていると思います。
 大阪府でも平成20年5月から庁舎敷地内を終日禁煙とし、22年5月からは庁舎周辺路上などでの喫煙自粛を呼びかけてきましたが、大手前庁舎周辺では、昼休みなどに職員の路上喫煙が後を絶たず、周辺住民らから受動喫煙などの苦情が寄せられました。そこで、ことし9月18日から庁舎敷地外でありますが、駐車場など2カ所に喫煙スペースを設置することになり、幾分緩和されました。
 学校内にいる間は禁煙してくださいというのも酷な話です。いっそ使われていない倉庫や物置などがある学校は、空気清浄機を置いて喫煙所を設置してあげたらどうかと思いますが、理事者の見解をお聞かせください。


注: 空気清浄機で受動喫煙は防止できません!:
www.jrs.or.jp

箕面市 平成31年2月 定例会(第1回) 03月26日-06号

タバコが違法薬物使用へのゲートウェイとなるとの指摘:

◆21番(尾上克雅君) 
 次に、大綱2項目め、違法薬物大麻について質問いたします。
 相変わらず、元プロスポーツ選手やミュージシャン、芸能人の薬物乱用による逮捕者が出ています。この人たちがさまざまなことに興味を示す若者に対し与える影響は見過ごすことはできません。
 川上議員さんのお勧めで、議会図書室に置いてある『告白』という元プロ野球選手の清原和博さんが鬱病にかかりながら執行猶予中につづった昨年発行された本の中に、薬物依存の様子を、現実逃避から酒をあおり、軽い気持ちで覚醒剤に手を出してしまったとあります。覚醒剤というのは1回手を出しただけで支配されてしまうのですと書いてあります。薬物に依存した人は鬱病にかかりやすく、今でも2週間に一度、薬物の検査を受け、鬱病と闘っています。
 いきなり覚醒剤やコカインを使用する人は余りいないようですが、最初はお酒やたばこがきっかけとなり、次に一時期問題となった危険ドラッグやシンナー、そして大麻へと進み、最後は覚醒剤やコカインの常習者になっていきます。大麻については、体への悪影響がないとか依存性がないなど誤った情報が流れていますが、大麻を乱用すると記憶や学習能力が低下し、知覚を変化させます。また、何もやる気がしない状態や人格の変容、大麻精神病が引き起こされ、社会生活に適応できなくなることもあります。