京都市長選挙2020: 現職 門川大作 候補のデタラメたばこ行政に終止符を!
2020年の京都市長選挙は間もなく2月2日(日)に投開票日を迎える。
現職の門川 大作(かどかわ だいさく)候補は、タバコが大好きである。市会でもヘビースモーカーと指摘されたことがある。JTやたばこ商業協同組合と非常に仲がよく、頻繁に接触するだけでなく、受動喫煙対策にも関与させている。そのことを自身のブログで露にして憚らない。
これではとてもじゃないが、市民や観光客また従業員をタバコの害から守れない。京都市の広報資料や公開文書をもとに、そのデタラメっぷりを少しだけ紹介する。
ヘビースモーカー?
実際のところや、現在どうなのかは分からないが、平成31年3月13日の予算特別委員会(第5回)において、大道義知議員による『極めてヘビースモーカーの方だった』との指摘が議事録に残されている:
デタラメ受動喫煙対策: 店頭ステッカー表示
京都市の飲食店の禁煙化が進まないのは、受動喫煙対策にタバコ産業を関与させているからである。「禁煙」「喫煙」「分煙」などといったステッカーを店頭に表示しても意味がない。これを一緒になってやっている。
ステッカーは飲食店を選べない立場にある人や従業員を受動喫煙から守ってくれない。京都に不案内な外国人観光客も禁煙店探しに苦労する。世界の常識は屋内完全禁煙である。
ステッカー表示は、京都府と京都市そして事業者からなる「京都府受動喫煙防止憲章事業者連絡協議会」との3者が平成25年5月31日に「受動喫煙防止対策を推進するための連携に関する協定書」を締結して始まった事業である。「官民一体で取り組む」などと聞こえのいいフレーズで広報していたが、実はタバコ産業が大きく関わっている。
協議会には飲食店などの同業組合が参加するだけでなく、京都たばこ商業協同組合が副会長を務めている。さらにはアドバイザーとしてJTが関与している。平成29年6月12日に行われた協議会の会長及び副会長の交代に伴う市長表敬にはJTからも3名参加した。市の相手方9名の出席者のうち実に過半数5名がタバコ関係者である:
門川候補はこの訪問を臆面もなくブログ記事にしていた:
http://www.kyoto-daisakusen.jp/activity/index.cgi?2668
その後さらに、京都市は平成27年12月8日、この店頭ステッカー表示の普及に、JTを協力させる包括協定書を締結した。これでは禁煙化が進まなくて当然だ。
昨今、東京都や大阪府で成立したような受動喫煙防止条例など望むべくもない。健康増進法が改正されたことを受け、府と市と協議会3者間の協定も平成30年12月20日に改められたが、店頭のステッカー表示を推進するという基本内容に変わりはない。
京都府受動喫煙防止憲章事業者連絡協議会が平成24年7月に設立した背景には、当時の条例制定の動きへの反対があった。府と市が協議会との関係を解消しない限り、京都の受動喫煙対策は進展しないだろう。
JTからの表敬訪問や工場視察など: 5年間で計21回
門川候補はJTと非常に仲がよい。平成26年度からの5年間で、なんと分かっただけでも20回もJT(日本たばこ産業株式会社)の会長、社長、工場長、支社長・支店長などから訪問を受け、平成31年2月には関西工場の視察まで行っている。
令和元年9月25日には、JTの社長が表敬訪問した:
この訪問もブログに記していた:
http://www.kyoto-daisakusen.jp/activity/index.cgi?8021
こういったJTとの接触に関する日程資料が平成26年度以降他に20ある。これだけタバコ産業と親密な関係を築いていれば、タバコ対策が進まないのもよく理解できる。
京都たばこ商業協同組合からの表敬訪問など: 5年間で計8回
前任の桝本 頼兼(ますもと よりかね)氏が市長を務めていた平成15年以降、毎年組合幹部及び顧問の市会議員(自民)が6月~7月に表敬訪問を実施している。
令和元年も例年通り6月28日に実施された:
組合概要より、重点目標は次の通り:
(4)に『喫煙環境の悪化を食い止め喫煙場所の確保する』とある。禁煙化が進まない理由がよく分かる。
本市との関係は次の通り:平成24年7月の表敬訪問で、たばこ組合の理事長が、
京都府が受動喫煙防止条例制定に向けて急に動き出したので、京都市においてはそのようなことがないように考慮してほしいという内容。
の要望書を提出したことが分かる。
ちょうど京都府受動喫煙防止憲章事業者連絡協議会が設立された時期だ。たばこ事業関係者とのこうした付き合いが、受動喫煙対策の進展を阻んでいるのだろう。
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