和泉市議会議員(2020年9月13日投開票)候補者のタバコに関する市議会発言

※本稿で紹介した候補は全て当選した: 令和2年9月13日執行 和泉市議会議員一般選挙 開票速報/和泉市

和泉市議会議員選挙が2020年9月13日に投開票される。定数24に27人が立候補した。

市議会の議事録を「たばこ」「喫煙」「禁煙」「分煙」の4つのキーワードで検索し、現職候補のタバコに関する発言を調べた。

たばこ規制枠組条約(FCTC)第8条を正しく理解する候補がいる一方で、新庁舎への喫煙場所の設置を執拗に求める候補が2名いた。

目次:

小林 昌子 候補

受動喫煙防止や職員の喫煙について関心が高い。

たばこ規制枠組条約第8条の内容を正しく理解している。

和泉市 平成31年3月 予算審査特別委員会 03月05日-01号

職員の勤務時間中の喫煙について質疑:

◆小林昌子委員 
 まず1点目です。安全衛生事業に関連して、受動喫煙による健康被害防止についてお聞きいたします。
 生駒市では、昨年4月1日から昼休みを除く勤務時間内は喫煙を禁止するとともに、喫煙後45分間はエレベーター使用を禁止しているとのことです。本市では、職員さんはエレベーターの使用は禁止となっていますが、喫煙はフリーの状況と認識をしております。生駒市によると、喫煙後も呼気には有害な物質が残り、喫煙前のレベルに戻るには45分間が必要とされる研究結果があり、これをもとにさきのようなことを決定したとのことです。
 本市における喫煙時間の設定や受動喫煙に対する市の見解についてお聞きいたします。

和泉市 平成30年11月 庁舎整備特別委員会 11月09日-01号

新庁舎の喫煙所について質問:

◆小林昌子委員外議員 
 2点目ですが、大阪府内の自治体41カ所において、建物内及び敷地内禁煙となっているのはそれぞれ30カ所と10カ所となっており、建物と敷地内禁煙というふうになっておりますのは7団体あります。新庁舎建設において喫煙所についての市の考え及び今回の図面ではどこに明示されているのか。また、国の動向はどうなっているのかお伺いします。

和泉市 平成29年9月 定例会(第3回) 09月29日-05号

議員提出議案第13号「受動喫煙防止対策を進めるために健康増進法の改正を求める意見書」に反対討論。

これは、意見書が喫煙室の設置を認める内容となっているため。

喫煙室からは必ず煙が漏れるため、受動喫煙を防止できない。

◆22番(小林昌子議員) 議員提出議案第13号「受動喫煙防止対策を進めるために健康増進法の改正を求める意見書」に反対の立場から討論いたします。
 もとより、二次喫煙、日本では受動喫煙と言われていますが、これらの害からも非喫煙者は守られるべきだと考えています。しかしながら、本意見書では項目3に、屋内における規制においては喫煙専用室の設置が困難な小規模飲食店に配慮することの記載があります。一方、項目2として、屋内の職場、公共の場を全面禁煙とするよう求めるWHOたばこ規制枠組条約第8条の実施のためのガイドラインを十分考慮することと記載されています。このWHOたばこ規制枠組条約第8条の実施のためのガイドライン、たばこ煙にさらされることからの保護では、7つの原則が提示されています。その全てを紹介するには時間がかかりますので、2つを紹介します。
 原則1、WHO枠組条約で言及するとおり、たばこ煙にさらされることから保護するための効果的な対策としては、100%の無煙環境をつくり出すため、特定の空間または環境から喫煙とたばこ煙を完全に排除しなければならない。たばこ煙にさらされることについては、安全なレベルというものはなく、二次喫煙の煙の毒性についてのしきい値などの概念は、科学的根拠と矛盾するため受け入れられない。換気、空気ろ過、喫煙指定区域の使用(専用の換気装置の有無にかかわらず)など、100%無煙環境以外のアプローチには効果がないことが繰り返し示されている。また、技術工学的アプローチでは、たばこ煙にさらされることから保護できないという科学的あるいはその他の決定的な証拠が存在する。
 原則2、たばこ煙にさらされることから全ての人が保護されるべきでる。屋内の職場及び屋外の公共の場は、全て禁煙とすべきであるとの記載があります。このガイドラインを十分考慮すれば、3に記載されている喫煙専用室の設置が困難な飲食店に配慮することの記載は矛盾しています。さらに、このガイドラインでは、定義として、法律の策定においては、主要な用語を注意深く定義することが重要である。多くの国の経験をもとに、適切な定義について幾つかの提言を個々に示している。本項における定義は、全てWHO枠組条約に盛り込まれた定義を補完するものであると記載されており、受動喫煙や非自発的にたばこ煙にさらされるなどの用語は避けるべきであるとの明示がされているにもかかわらず、本意見書にはこれらの用語が多用されています。
 国民の健康を最優先に考え、たばこ煙の害を防止する対策の取り組みを進めるためには、WHOたばこ規制枠組条約第8条の実施のためのガイドラインに沿った意見書であるべきだと考え、本意見書に反対いたします。

和泉市 平成20年6月 定例会(第2回) 06月25日-02号

職員の喫煙について

◆22番(小林昌子議員) 最後にします。
 行政というのは、条例があるからこうしなければいけない、そうしなければいけないというものではなく、公僕としての使命をいかに市民に説明責任を果たせるか、この1点で共通した視点、認識をお持ちであれば、私が細かい、協議録をどうとかこうとかって言わなくっても、皆さんがおのずと自発的に取り組んでいただけると思うんです。部長名で通達を幾ら出しても、それは心に届かなかったらだめなんですよね。私は、たばこの件で何回も担当の部長に、現場を確認したときに、「また吸っておられます」「また吸っておられます」「どうにかしてください。管理職が吸うなんておかしいじゃないですか」、何回も言いに行きました。でも残念ながらゼロではございません。職員の皆さんの今後を期待して、ぜひ協議録またあすから取り組んでいただけるというふうに期待をいたしまして、私の質問を終わります。

さおとめ 実 候補

和泉市 令和2年3月 予算審査特別委員会 03月09日-03号

路上の喫煙所の構造に関心

◆早乙女実委員 
 最後です。議案第12号の路上喫煙の制限です。以前の協議会で内容を示されて、やっと日の目を見そうなんですが、ちょっと気になってるのが、午前中にも少し出ておりましたけども、永田委員が少し要望だけ、和泉中央駅のほうをもう一か所屋外の喫煙所を増やせないかということもおっしゃってましたけども、喫煙場所なんですが、青天井、つまり何も屋根もないところでたばこを吸えということなのか、この点はどうでしょうか。

◆早乙女実委員 ありがとうございます。
 冒頭へ戻りますけど、青空、青天井の下でということで、和泉中央駅の予定されてるところは駅舎の端っこなんで、多少屋根みたいな、ひさしみたいなのがあって、一定雨露はしのげるんですけども、和泉府中駅は、多分、橋の下ではなかったと思うんで、デッキから降りたところの先だと思うんで、そういうことも含めまして、本来であれば、国のほうの制度から言っても税を取ってるわけで、普通であれば、きちっとした処理を持った喫煙室を本来的には設置すべきじゃないかなと思うんですけども、なかなか予算的な分もあって、そうはならないでしょうけども、あえて反対はしませんけども、こういう啓発型の条例ですので、その点は頑張っていただいて、効果が上がるようにしていただくように要望して終わります。

和泉市 平成29年9月 定例会(第3回) 09月29日-05号

小林昌子候補と同じ理由(喫煙室は認められない)で、議員提出議案第13号「受動喫煙防止対策を進めるために健康増進法の改正を求める意見書」に反対討論。

◆12番(早乙女実議員) 12番・早乙女です。
 ただいま上程されました議員提出議案第12号「小中学校におけるプログラミング必修化に対して支援を求める意見書」並びに議員提出議案第13号「受動喫煙防止対策を進めるために健康増進法の改正を求める意見書」について、日本共産党議員団を代表して採択反対の立場で討論をいたします。

 次に、議員提出議案第13号「受動喫煙防止対策を進めるために健康増進法の改正を求める意見書」についてです。
 本意見書では、世界保健機構(WHO)は、日本の受動喫煙対策を最低ランクに位置づけているとし、我が国の受動喫煙防止対策の取り組みを国際社会に発信する必要があると述べています。しかし、先進国であるカナダ、英国、ブラジル、米国、特にニューヨークですが、それとロシアでは、屋内での全面禁煙はもちろんのこと、喫煙専用室設置も不可となっており、小規模飲食店などの例外を認めない完全禁煙となっています。スペインでは、2006年に100平方メートル以下は喫煙を選択できるとしましたが、吸える店、吸えない店が混在することで混乱を来したために、2011年からは全て全面禁煙にした経緯もあります。
 日本医師会の今村 聡副会長は、厚生労働省が示した小規模の飲食店を建物内禁煙の対象から除外する受動喫煙防止の強化案などについて、国民の健康増進の観点から決して容認できないとまで記者会見で述べられていらっしゃいます。
 本意見書は、受動喫煙防止対策の取り組みを進めるための罰則規制を図る健康増進法の早急な改正を求めるとしていますが、3項目めで喫煙専用室の困難な小規模飲食店に配慮することとして例外規定を認めるものとなっています。我が国の受動喫煙防止対策の取り組みを国際社会に発信するというのであれば、例外を認めず完全禁煙にすべきとすべきであります。そういった点から、本意見書の採択にも反対をいたします。

いいさか 光典 候補

受動喫煙の防止の重要性を強く認識。

和泉市 平成31年3月 定例会(第1回) 03月19日-02号

受動喫煙の防止の重要性に関して質疑した後、新庁舎の受動喫煙対策について質問:

◆21番(飯阪光典議員) ありがとうございます。御答弁いただいた副流煙の害からも、受動喫煙の防止の重要性を強く認識させていただきました。
 この受動喫煙の防止を図るため、健康増進法の改正や府の関連条例では、受動喫煙による健康影響が大きい子ども、患者等に配慮する観点から、学校や病院などの施設や行政機関の庁舎等を第1種施設として位置づけていることから、これらの施設の管理権限者には受動喫煙を防止するための措置を講じる必要が出てくると思います。
 そこで、お伺いいたします。
 このように整備された法背景のもと、本市では、まさに新庁舎の建てかえが行われようとしておりますが、この条例に対し、新庁舎ではどう対応をするのかお聞かせください。

路上における、「喫煙者とのすみ分け」について要望:

◆21番(飯阪光典議員) ありがとうございます。
 今回、受動喫煙防止対策について質問をさせていただいたのは、先ほども言いましたが、駅で見かけた光景に加え、駅を利用される方から、「公共空間におけるたばこへの対策、これがほとんどなされておらず、子どもたちがかわいそうだ」という声からさせていただきました。
 今回、大阪府において条例が制定されたことを受け、本市の対応もしっかりと条例に沿ったものでなければなりません。一日でも早く路上喫煙防止に関する条例を制定し、子どもたちにとって住みやすい環境をつくっていただくと同時に、喫煙者とのすみ分けについても最善の策を考えていただきますよう要望いたします。

山本 秀明 候補

喫煙の権利を主張。

和泉市 令和元年9月 庁舎整備特別委員会 09月18日-01号

新庁舎は、法令に基づき、「敷地内全面禁煙」となる予定である:

◎近藤眞理総務部総務管財室長兼総務担当課長 総務担当課長の近藤です。
 根拠につきましては、健康増進法及び大阪府受動喫煙防止条例に基づきまして、敷地内全面禁煙をしていくものです。

山本 秀明 候補は、喫煙の権利があるなどといって、これに反対した:

◆山本秀明委員 ありがとうございます。
 そうですね、受動喫煙ですね、いわゆる当然喫煙者に対しても、たばこを吸う権利があるんですけども、健康増進法の中でいわゆる副流煙というんですか、その煙を吸いたくもない人が吸う、これはもう避けなければならないということで、これは受動喫煙防止ということで、法的にもその辺は禁止というんですか、やっていかない方向にするということで言われてると私自身も認識しております。

喫煙の権利などというものは認められているとはいえない:
「喫煙権」という主張は認められるのか?

坂本 健治 候補

山本候補と似た主張。

和泉市 令和元年9月 庁舎整備特別委員会 09月18日-01号

山本候補に続いて、喫煙場所の設置を求める「分煙」を主張していた:

◆坂本健治委員 それがそもそもとして、今言うた河内長野市みたいに、それに対して市独自の考え方を持ってると。国でも各省庁で全面撤廃したところももちろんありますが、分煙というような形、受動喫煙のそもそもの考え方というところでいうと、意図しない人間が煙を吸うのですよ。意図しない。というのは何かということは、たばこを吸う方がいて、その前を意図しなく通った場合に受動喫煙をすることに対しての、この条例の中に文書入ってたと思いますよ、意図しないという部分が。
 そやから、基本的に、今言ったように分煙であったり、もろもろのこと、ほんで今言うたように和泉市の全体的なことを考えた中でというんですけど、吸う人の権利も、国で売ってるわけですよね、認めて。麻薬でも何でもないわけですから。基本的に受動喫煙、だから、買う人は吸うのはそれを注意して吸ってくださいよ、しかしながら、吸わない人に迷惑をかけてはいけませんよということですよね、解釈としたら。

タバコに含まれるニコチンは薬物である:
タバコはれっきとした「薬物」である(石田雅彦) - 個人 - Yahoo!ニュース

友田 博文 候補

スタンスがよく分からない。

「たばこ税がふえるということは、市にとってはマイナス要件違うのかいな。」と質問しているが、過去には、喫煙場所の整備を要望していた。

和泉市 平成30年3月 予算審査特別委員会 03月06日-02号

◆友田博文委員 和泉市は健康都市21ということで、そういうふうにうたってやってるんやから、その中でやってると思うんやけども、健康都市21という中で、たばこはやめようと和泉市が、和泉市の施設管理者は誰か、総務部長なのか市長なのかわからないけども、そういうふうに和泉市で決めてやってるんやから、それはそれでええと思うんやけども、私は、はっきりと受動喫煙をそういうふうにやってるんやから、禁煙を、もう和泉市では全てのところを健康のためにもうやめるとか、大阪市へ行ったら道路でもたばこを吸わないとかポイ捨てをやめるとかいろんな形があると思うんやけども、はっきりとした、施設管理者に任せてるというような今やったら感じがするわな。

和泉市 平成27年3月 予算審査特別委員会 03月11日-04号

◆友田博文委員 いや、そんな簡単なものと違うでしょう。和泉市は健康都市を宣言した、たばこをやめるというのを宣言してる市と違うのかな。そうすると、たばこ税がふえるということは、市にとってはマイナス要件違うのかいな。

和泉市 平成26年10月 決算審査特別委員会 10月23日-04号

◆友田博文委員 時間もたってるので、やっぱりこれは意見だけ言うとくけども、片や税収がふえて、そして本数もふえてるわけや。片や健康都市で減らそうとしてる。せやけど、いうたら減らすのにどんな施策をしてるかというたら、案外、我々はエレベーターのところで見たら、禁煙です、庁舎は禁煙でっせと書いてある。よう喫茶店行くんやけど、喫茶店行ったらたばこ吸うところほとんどないやんね。和泉中央の珈琲館ぐらいやな。ほかはもうみんなたばこ吸われへん。そのぐらいたばこは締められてるわけや。ところが、実質的には税収はふえる、税収がふえるということは、今も平成25年度の予測が1億1,500万円上がってる、それは本数がふえてると、そのぐらい違うわけや。そやから、そういった面で本当にその税収が要らんかったら、もう和泉市で道路も何もかも禁煙にしたらええねん。あんたところでそういう政策を打ったらええが。それか、もう和泉市でたばこは売らんと、そのぐらいのことしたらええねや。路上喫煙あきまへんよ、もうどっと締めたらええんや、そんなもの。そやけど、片方で税収が欲しいって、あんた難しいわな、これ。

和泉市 平成21年9月 定例会(第3回) 09月28日-02号

◆1番(友田博文議員) そしたら、通してやらせていただきます。たばこ関係ですけどね、庁舎全面禁煙についての考え方については、私のほうでは理解がしかねます。たばこの全館禁煙は受動喫煙防止のためのみ計画されているのですか。喫煙者も非喫煙者もたばこに害があるから市民のために市民の命を守るために計画されているのではないのですか。この点を明確にお答えください。
 次に、敷地内が禁煙できるのであれば、別に禁煙場所を定めなくてもいいのではないのですか。一般市民には大変わかりにくい場所を指定しようとしていると思うのですが、市民の権利はどうなっているのですか。市民にはたばこを吸う権利があるんです。何も悪いことをしているわけでもないし、たばこを吸う者は端っこに追いやられ、ひいては外に追いやられ、市役所は市民の建物ではないのですか。10億円もの税金をいただいているんです。自衛隊の基地を見てください。あの広さで3億円弱しかないんですよ。10億円もの税金は和泉市にとっては大変ありがたいものではないのですか。もっと施設の整備を図り、市民に納得いただけるサービスの提供が必要ではないのですか。施設管理者は市民に納得いただける喫煙場所を設けることが望ましいと考えるが、その点についてどうかお答えください。

和泉市 平成20年3月 予算審査特別委員会 03月13日-04号

◆友田博文委員 たばこ税を見てびっくりしたんですけど、7億円ぐらいかなと思っていたんですけど、いつの間にか10億円を超えているというので、大変市にとってはいいことでありながら、喫煙者にとっては高くなり、また受動喫煙率の分については嫌なこともあるんですけども、一応聞いときます。