20歳の加熱式タバコ使用者に発症した急性好酸球性肺炎の報告です
— 日本呼吸器学会 禁煙推進委員会 (@JRS_kinnen) June 9, 2022
幸いにもステロイドの大量点滴投与により救命できましたが、加熱式タバコが重症肺炎の原因となることは周知していかなければなりませんhttps://t.co/ozMHeZga2b#JRS禁煙推進委員会特別報告 pic.twitter.com/Khz78TK7TN
※2022年6月7日から卒煙スポットと称し、特定屋外喫煙場所を設置している:
www.doshisha.ac.jp
理由を抜粋すると、
全面禁煙化の後、学内のトイレで吸殻が発見されることや、本学関係者が近隣住民の敷地内に立ち入って喫煙していることがあり、ご迷惑をおかけしている事案が後を絶ちません。とりわけ2022年4月以降は、吸殻の不法投棄、吸殻による小火が発生しており、警察に被害届が出される事態が発生しています。
と、規範意識が鈍麻した喫煙者による迷惑行為・犯罪行為があるとのこと。
厚生労働省が2016年に出した「喫煙と健康 喫煙の健康影響に関する検討会報告書」の本文307ページには、喫煙により生じるニコチン依存症の病態について次のように指摘している:
病態の認知的側面は,ニコチン離脱による気分悪化を回復させる効果を“たばこの効用”と錯覚したり,有害性を認める心理的苦痛を認知変容によって軽減したりすることを指す。これらにより,喫煙の個人的価値が相対的に上昇して他の価値(健康,家族等)を凌駕するようになるとともに,無意識に喫煙の有害影響を軽視する傾向が現れる。たばこないし喫煙を人生において価値あるものと感じる認知は「嗜癖性の信念(addictive belief)」と呼ばれ,喫煙者のもともとの性格傾向ではなく,依存症の一病態であると考えられている 。
出典: 「喫煙と健康 喫煙の健康影響に関する検討会報告書」について
喫煙所を設置しては、ニコチン依存症は悪化するばかりである。
同志社大学(京都市、京田辺市)が2020年4月1日より敷地内完全禁煙を実施した。
同大学は2019年6月「本学の受動喫煙防止対策(全面禁煙化に向けて)」を発表し、「2019年度末にはキャンパス全面禁煙化を完了する。」としていた:
www.doshisha.ac.jp
敷地内完全禁煙となった前後、またさらに以前の様子を紹介する。
今出川キャンパス(京都市)
敷地の出入口付近に「敷地内禁煙」と大書したポスターが掲げられていた:
「敷地内全面禁煙(加熱式たばこを含む)」や「喫煙所(灰皿)は設置しません」とある他に、
本学敷地内で喫煙した人は、改正健康増進法における罰則の適用(過料)対象となりますので注意してください。
と、違反喫煙が過料の対象であることにも触れられている。
完全禁煙化以前の様子
2019年7月1日より改正健康増進法が一部施行され、敷地内が原則禁煙となった際にも、大きなポスターが各所に設置されてた:
2019年6月末に学内の灰皿を一部残して撤去すること、また2020年3月31日に残りの灰皿も全て撤去する予定であることが書かれている。
卒煙支援も実施し、先着200名の禁煙達成者には補助するとのこと。
特定屋外喫煙場所は3ヶ所、いずれも敷地の際、門付近に設置されていた:
北門の門衛所横の喫煙所。向かって奥に細い道が走っており、受動喫煙が必至であった:
車両通用門付近の喫煙所。奥の今出川通りに煙が漏れる場所であった:
正門の門衛所横の喫煙所。手前の通路にまで煙が漏れる場所であった:
さらに以前、喫煙所が削減される前の様子
6ヶ所喫煙所があった:
キャンパス内各所に看板が置かれ、この灰皿設置場所が掲出されていた:
が、この灰皿設置場所のマップもいい加減なもので、喫煙所の削減や移設時に適切に保守されず、位置や数が異なる表記をするものが少なくなかった。
こちらは誤って8ヶ所を表示していた:
設置場所も酷く、必ず受動喫煙が生じる場所に喫煙所があった。
駐輪場の中の喫煙所:
出入口前の喫煙所:
通路横の喫煙所:
正門の門衛所横の喫煙所も灰皿が置かれただけであった:
京田辺キャンパス(京田辺市)
京田辺キャンパスでも2020年4月1日、敷地内完全禁煙が実施された。
敷地の外に向けてポスターが設置されていた:
完全禁煙化以前の様子
特定屋外喫煙場所は3ヶ所設置されていた:
西駐車場内の喫煙所。横の歩道の通行人が受動喫煙する場所だ:
キャンパス内に史跡(筒城宮址)がある:
ここの付近に吸い殻がよく落ちていた。
同志社学生による廃止された喫煙所を巡る動画(3選といいながら、実際は「喫煙所、全滅」というオチ):
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news.yahoo.co.jp
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