京都市の衛生環境研究所は京都市立病院北側に庁舎があった時分より喫煙所があった。
令和元年12月から京都府の保健環境研究所と合築した庁舎(伏見区村上町)の運用が始まった。ここにも喫煙所が設置された。
この機会にどうして敷地内完全禁煙とできなかったのか。市職員に喫煙者は2人しかいない。
京都府の職員に喫煙者が多いのだろうか?
喫煙率の推移
市職員の喫煙者数はごく僅か。令和2年度は2人しかいない。
年度 | 職員数(人) | 喫煙者数(人) | 喫煙率(%) |
---|---|---|---|
H29 | 60 |
3 |
5.0 |
H30 | 57 |
1 |
1.8 |
H31 | 61 |
2 |
3.3 |
R2 | 63 |
2 |
3.2 |
平成29年度 健康管理医の職場巡視
毎年実施される健康管理医の職場巡視に先立ち、人事課へ提出する資料に「受動喫煙防止対策実施状況(別紙3)」がある。
ここに喫煙率の他、取組状況や安全衛生委員会での審議状況などが記載される:

取組状況(書き起こし):
喫煙については、建物外に「喫煙場所」を1ケ所設けており、それ以外の場所では禁煙として受動喫煙対策を行っている。「喫煙場所」は、通常的に職員が通らない場所のため、特に受動喫煙の問題はない。
三次喫煙を知らないのだろうか?
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平成29年11月13日に実施された職場巡視では、受動喫煙防止対策は「良好」とされた:

三次喫煙の防止は考慮に入れられていないのだ。
平成31年度(令和元年度) 健康管理医の職場巡視
令和元年12月に京都府の保健環境研究所と合築した庁舎(伏見区村上町)の運用が始まった。喫煙所を共用しているかは不明。
驚くべきことに、「受動喫煙防止対策実施状況(別紙3)」はほとんどが未記入の状態で提出された:

喫煙場所の数すら記入されていない。受動喫煙防止対策が蔑ろにされているのではないか?
令和2年2月3日に実施された職場巡視では、受動喫煙防止対策について「喫煙場所の区画がされていない」と指摘された:

「特定屋外喫煙場所」の要件に不足があったということだ。
「衛生環境」を研究する場でありながら、致死的有害なタバコへの対策は疎かにされているようだ。
令和2年度 健康管理医の職場巡視
喫煙場所の数の他は、未記入の「受動喫煙防止対策実施状況(別紙3)」:

令和2年11月9日に実施された職場巡視で、受動喫煙防止対策は「良好」と評価された:

昨年度の指摘を受け、区画がなされたのだろう。
www.city.nara.lg.jp
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