2019年9月8日に大阪府の交野(かたの)市議会議員選挙が執行される。定数15に19人が立候補した。市議会の議事録を検索し、受動喫煙に関する発言を調べた所、過去に議員経験のある候補者4人の発言を認めた。新人候補者がいかなる考えを持っているかは分からない。
※本稿で紹介した4名はいずれも当選した(9/9追記): 交野市議会議員選挙 開票結果 | 交野市
参考:
令和元年9月8日執行交野市議会議員選挙 立候補者について | 交野市
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山本 けい 候補
平成28年と29年度に亘って、受動喫煙防止また職員の違反喫煙についての発言があった。議会活動の成果(喫煙所移動)やその他の施設における喫煙所の実態などが山本候補のブログにまとめられている:
ameblo.jp
平成28年12月 定例会(第4回) 12月19日-04号
◆7番(山本景) 施設管理で、来庁される市民の皆様の市職員による受動喫煙から守るために、これ公共施設敷地内ですよ、大阪府と同様に全面禁煙にすべきではないでしょうか。
平成29年3月 定例会(第1回) 03月09日-04号
◆7番(山本景) 市役所別館2階ベランダで勤務時間中に喫煙を楽しむ交野市役所職員をたびたび目撃しますが、市としての見解はどうなんですか。
※ベランダは喫煙所として指定されていない。
平成29年9月 定例会(第3回) 09月19日-05号
◆1番(山本景)ゆうゆうセンターだけは駐輪いっぱいです。さらに喫煙所(筆者注: 駐輪場の間違い)の隣になぜか利用者の喫煙所がありまして、受動喫煙の被害にあわせていると考えられますが、何とかここは是正できないんでしょうか。
みうら 美代子 候補
受動喫煙防止に関心が高く平成15,16,22,30,31年度に発言があるが、市役所などの第1種施設に特定屋外喫煙場所を「つくらなければならない」とする発言があった。
厚生労働省は健発0222第1号にて、「特定屋外喫煙場所を設置することを推奨するものではない」と明言している。みうら候補が法の趣旨を正しく理解しているかは疑問だ。
出典:
健発0222第1号 https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000483545.pdf
藤田 まり 候補
喫煙に関する発言が2度があった。受動喫煙については駐輪場の管理者の勤務中喫煙への指摘があった。
平成28年12月 都市環境福祉常任委員会 12月06日-01号
◆委員(藤田茉里)それと、あと、利用者の声の中で、そこの管理というか、駐輪場にいる方が結構喫煙をされていて困るというような声が毎年上がっていまして、そういった部分、普通勤務中にたばこ吸うのは余り考えられないと思うんですけれども、そういった指導なんかは、制度導入後の検査体制というところで必要に応じて立入検査及び指導監督を行うということになっていますが、過去の経緯でそういった指導に入った事例はあるんですか。
くぼた 哲 候補
喫煙者。タバコ税が市の財政に貢献していることを強調し、「喫煙者の権利」を主張する発言があった。
いかにタバコ税による収入があろうと、超過医療費等の損失がそれを上回ることが知られている。くぼた候補の発言は失当である:
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