寝屋川市の第1種施設が敷地内禁煙に(2020年4月1日~)
寝屋川(ねやがわ)市の第1種施設(市役所や学校など)が2020年4月1日より敷地内全面禁煙となる。
理由は、「保健所設置市として受動喫煙防止対策を積極的に進める必要があることから」。
市役所敷地内の屋外型喫煙所閉鎖について
市のウェブサイトには、次の内容で市役所敷地内の喫煙所が閉鎖されることが予告されている:
受動喫煙防止の一環として敷地内分煙の徹底のため、正面玄関側の来庁者駐輪場付近(写真1)とバスロータリー側のピロティ付近(写真2)に屋外喫煙所を設置していますが、大阪府受動喫煙防止条例の施行に伴い、令和2年3月31日をもって閉鎖いたします。
大阪府受動喫煙防止条例
2020年4月1日に大阪府受動喫煙防止条例が一部施行される。
学校や病院、市役所などの行政機関の庁舎は、敷地内全面禁煙となる:
2019年7月1日より一部施行された改正健康増進法において設置が認められる特定屋外喫煙場所も、府条例では「設置しないこと」とされている。
出典: 大阪府/大阪府の受動喫煙防止対策
公共施設における受動喫煙対策について(通知)
令和元年6月20日付け健推第717号にて、寝屋川市の公共施設における喫煙所の取扱いが各所属長に通知された。
第1種施設については、府条例が一部施行される2020年4月1日より、敷地内全面禁煙とされた。市役所は第1種施設であるため、屋外型喫煙所が閉鎖されることとなった。学校などは以前より敷地内禁煙であったことと思う。
第2種施設については、「今後、敷地内全面禁煙を目指」すこととされた。
通知文には、
と、理由が示されている。
府から保健所業務を移管されている保健所設置市として、府条例の規制を遵守しようとする姿勢が伺える。
喫煙議員による議会質疑
令和元年 9月定例会(第2日 9月11日)にて、喫煙者である池添義春(いけぞえ よしはる)議員が、市役所の喫煙所閉鎖に反対し、存続を要望するなどしていた:
たばこを吸う方というのはどこでも吸いたいんですよね。
などとの発言が見られるが、喫煙欲求をコントールできなければ、それはニコチン依存症なので治療する他ない。他人に受動喫煙を生じさせてまで、路上で喫煙してよいはずがない。
市に禁煙支援の取り組みを要望するなら、まずは自分が卒煙を試みてはどうか。公衆衛生政策を歪めてまで自己の嗜癖を優先させようなど許されない。
タバコが社会に与える損失は、タバコ税収入などの経済メリットを上回ることも知っておくべきだ: