四條畷市長選挙(2020年12月27日投開票)候補者の喫煙に関する議会発言

※あずま候補(現職)が当選した: 四條畷市長選挙 投開票速報 - 四條畷市ホームページ

2020年12月27日に四條畷市長選挙が執行される。2名が立候補した。

あずま修平候補(現職市長)と土井かずよし候補(前市議会議員)だ。

市議会の議事録を「たばこ」「喫煙」「禁煙」で検索し、両候補の議会発言を調べてみた。

市役所を敷地内禁煙とするか否かで意見が分かれるようだ。平成23年4月、前々市長の代に市役所は敷地内禁煙となっていたが、あずま市長の就任後、平成30年12月に受動喫煙防止条例が制定され、路上が全て禁煙となった反面、市役所などの公共施設に喫煙所が設置された。土井候補は市役所での喫煙をやめるよう議会で求めたことがある。

2人とも非喫煙者(のはず)。

四條畷市長選挙及び四條畷市議会議員補欠選挙のお知らせ - 四條畷市ホームページ
四條畷市議会 会議録検索システム: メインメニューページ
『四條畷市受動喫煙防止条例』について - 四條畷市ホームページ

土井 かずよし 候補

前市議会議員(平成31年4月当選)。

四條畷市 令和元年6月 予算決算常任委員会 06月14日-01号

受動喫煙防止条例に関する質疑。

◆土井委員 大阪維新の会の土井でございます。何点か質問をさせてください。
 まず、受動喫煙の防止事務のところなんですけれども、私当選がこの4月になりますので、その以前のことの経緯というものもわからないので、ちょっとご説明いただきたいんですけれども、まず、この予算額の中に、警察の方が2人来られるということなんですけれども、その人件費というのは入っているんでしょうか。

◆土井委員 きょう、ボックスに、路上喫煙重点禁止区域いう形で地図を入れていただいていたと思うんですけれども、この中のいわゆる住宅地が結構あると思うんですけれども、この住宅の方が外でたばこを吸っていても取り締まりの対象となるんでしょうか。

四條畷市 令和元年10月 予算決算常任委員会 10月02日-01号

受動喫煙防止条例の施行に伴い、市内の路上は全て禁煙となったことについて、敷地内禁煙の学校教職員は「どこでたばこ吸うたらええ」のか、という質問。

一方で、市役所には喫煙所があり、学校とは環境に違いがあることについて、「もう市役所で吸うのもやめたらええん違うかなと思ってる」との意見。

◆土井委員 ぜひともよろしくお願いしておきます。
 それで受動喫煙の件、ちょっとお尋ねをさせていただきたいんですけれども、先ほど吉田涼子委員が聞いていただきましたんで、その辺は、きのうの件はわかりましたんで、これ例えば学校の施設などは禁煙ってなってるんですけれども、先生方の反応というのはどういったものでしょうか。

◆土井委員 私、ある先生から、もう教職員の皆さんが大ブーイングだと。もう俺らどこでたばこ吸うたらええねんっていう形で、えらい皆さん怒ってはるというのも聞いたんですけれども、これ例えばその門の前、安全員さんとかは、例えば喫煙をしたい場合、どういった感じで考えておられますか。

◆土井委員 済みません、同じ四條畷の市域内にあって、いわゆる公務員さんがいわゆる市役所では吸えるけれども、もちろん僕らも学校で吸えとは言うてません、学校で吸えとは言うてませんけども、一方では吸える方がおられて一方では吸えない方がおられるというこの環境を考えたら、僕、もう市役所で吸うのもやめたらええん違うかなと思ってるんですけれども、その辺、どなたに聞いたらいいかわからないんですけど、いかがですか。

◆土井委員 ですよね。だからそこまで移動しなければ吸えない方々と、市役所の職員さんでしたらぷっとそこで吸えるっていう環境の違いが、やっぱり学校の先生から大きなブーイングが出てるのかなというふうにも思いますので、その辺やっぱりきっちりと、学校の先生の方のことを考えてほしいというわけではないんですけれども、いっそのこと皆さんやめたらええん違うかなと思ってるので、もう健康のことも考えてね、とは思うんですけれども、その辺今後その学校の先生方からそういう意見が上がってきたときに、何か対応というのは考えられる予定はないですか。

四條畷市 令和2年3月 予算決算常任委員会 03月17日-02号

市の設置する喫煙所に屋根や灰皿がないことについて質疑。

条例については路上喫煙の減少を実感し、「すごいいいことをしていただいてる」との評価。

◆土井委員 よろしくお願いいたします。もう残り時間もわずかなんでさっさっさといかせていただきます。
 165ページの受動喫煙防止の件なんですけども、10月1日から全面施行されて現在半年たっていると思うんですけども、1,000円の過料とかいう形で徴収された実績はあるんでしょうか。

◆土井委員 駅立ちしててもやっぱりたばこを吸っておられる方非常に少なくなったなというのは本当に実感してまして、すごいいいことをしていただいてるんかなとは思います。決算のときにも確かどなたか質問されていただいてたと思うんですけども、やっぱり灰皿がないとかいう意見とかいう苦情は市のほうに入ったりということはないんでしょうか。

◆土井委員 たばこ吸っておられる方からしたら、たばこ税はろうてんのに灰皿ぐらい置けよということをよく聞きます。ほんで雨の日の対策とかいうのは聞いたことありますか。

◆土井委員 あの中で傘がさせなくて、雨の日ずぶずぶになりながらたばこを吸うというご意見も頂戴してるんで、その辺も1回ご検討いただけたらなというふうに思います。

あずま 修平 候補

現職市長(1期)。

平成30年12月に受動喫煙防止条例を制定。市内の路上は全て禁煙。一方で、市役所をはじめとする公共施設や駅前に喫煙所を設置。

発言は非常に多いので、一部だけ紹介する。

YouTube のインタビュー動画も参考になる:
www.youtube.com

四條畷市 平成30年6月 定例議会 06月22日-02号

タバコの子どもへの害について

◎東修平市長 ただいまの長畑浩則議員のご質問に関してですけれども、誘導、誘導ではないという以前としまして、大前提として、本年度を迎えるに当たり市の市政運営方針といたしましても、一定受動喫煙に対してルールを定めていくと。この大前提に立っているのは、昨年度、子育てプロジェクトチーム等々が子育て世代のお父さん、お母さん方にとったアンケートでも、やはりたばこというのが子どもに害があったり、そういうような多数のお声がある中で、たばこというものは基本的に周辺の方々によくない影響を与えるものという前提に立った上での市政運営方針を述べさせていただいております。それに基づいて、広報紙等でも、しっかりその危険性を認識していただきたいという思いで市民にも訴えかけているものであります。
 これはひとえに、市民皆様方がその影響をしっかり把握することで、健康を長く保っていただけることが市民皆様にとってのプラスにつながるという思いでありますので、誘導、誘導ではないということよりも、我々として、市としては伝えたいメッセージは、市民の皆さんが長く健康でいられるようなふうにあってほしいという思いが込められてるという点はご理解いただければと思います。以上です。

四條畷市 平成30年12月 定例議会 12月03日-01号

喫煙の自由と他者危害の関係、条例における過料の必要性について。

◎東修平市長 ただいまの岸田議員の質問にございます過料についてのご答弁をさせていただく前に、そもそもこの受動喫煙の防止というものについて先ほど来から種々ご指摘をいただいておりますこと、我々としても改善すべき点はしっかりと改善に努めてまいりたいと思いますと同時に、本条例自体が大きな市民の皆様に影響を及ぼし、かつさまざまなご意見がある条例であるというところは、もともとそのような認識で本条例案を提出させていただいておるさなかでございます。
 そうした中で吸う権利という言葉が複数回出てきたかなと思うんですけれども、我々として、あらゆる行動において認められている権利あるいは自由というものは、他者に被害を与えないと、影響を与えないという前提のもとにそれらの権利が認められているはずで、ご自身の吸う権利を主張するが余りに他者に、妊婦であったり胎児であったり子どもであったりという方々に吸う権利を主張して影響を及ぼしていいことにはならないというふうに私としては考えております。
 さらに、昨年度の子育て支援プロジェクトチームの中で、保護者の方々からアンケート等々をとらせていただいた際にも、やはり子どもを受動喫煙にさらしたくないというご意見が多数ございました。先ほどの決算認定での賛成討論におきましても、やはり少子高齢化を見据えた対策が必要だというご意見も複数いただいておる観点からも、このアクションプランにも入れさせていただいた受動喫煙に対する取り組みというのは我々としてまずしっかりと行っていかなければならない。それは市民皆さんの声であり、本市が持続可能的に発展していける道だと思ってこの条例案というものをつくらせていただいておるということを、まず前提に申し上げたいというふうに思います。その上で、そうした確固たる思いを伝えていくためにも、我々としてはしっかりと一定厳しいというご指摘もあるかもしれないですけれども、たとえきっちりと過料を科すという選択肢をもってでもこの取り組みを進めていくんだという姿勢は崩すべきではないというふうに考えておりますので、過料については削除するという考えはございません。
 しかしながら、先ほど市民生活部長が申し上げましたとおり、さまざま話し合いをしていく中で、究極的に受動喫煙の防止というのは本条例が本来はなくても互いに声をかけあって意識さえ醸成されていれば達成されるはずですので、いずれ四條畷に住む皆さんが互いに声をかけあって、お互いやっぱりたばこというのは健康被害出てくるからよくないよねという機運が醸成された暁には、そうした罰則というようなものがなくてもできるようなそういうまちづくりにしていきたいと思っております。以上です。

四條畷市 平成31年2月 定例議会 03月07日-02号

平成31年度市政運営方針に対する代表質問への答弁。

 次に、JR忍ヶ丘駅前における喫煙所の設置時期につきましては、JR忍ヶ丘駅前も含めた路上喫煙重点禁止区域内における喫煙所の設置を、本年9月中の完成に向け、進めてまいります。
 次に、禁煙外来医療費の助成制度につきましては、禁煙に挑戦する市民がしっかりと治療を受けて禁煙を達成できるよう応援するため、禁煙外来に受診しやすい環境を整えるとの趣旨から、自己負担額の一定割合を助成する制度でございます。

 次に、条例に規定する公共屋外喫煙場所につきましては、JR四条畷駅前、忍ヶ丘駅前及び田原台5丁目交差点付近において、本年9月中の完成に向け、進めてまいります。
 最後に、禁煙外来医療費の助成制度につきましては、禁煙に挑戦する市民がきちんと治療を受けて禁煙を達成できるよう応援するため、禁煙外来に受診しやすいよう、健康保険の種類にかかわらず、禁煙外来終了後に償還払いにて助成する手法など、制度設計してまいります。

 次に、受動喫煙の防止に関する条例は、平成29年に実施した子育て世代の市民を対象としたアンケート調査により判明した、歩きたばこ等への対策に係るニーズや受動喫煙に対する昨今の社会的関心の高さなどを踏まえ、市民の健康づくりと子育てしやすいまちづくりの推進を趣旨に制定した経緯があり、また大阪府内で初となる先進的な内容を盛り込んでいることからも、シティプロモーションを進める上での素材の一つになり得るものと捉えております。

◎東修平市長 お示しの受動喫煙の防止に関する条例に位置づけている喫煙場所につきましては、路上喫煙重点禁止区域であるJR四条畷駅周辺とJR忍ヶ丘駅周辺、そして田原台5丁目交差点周辺の3カ所、これに加えまして、本市の公共施設のうち、子どもや妊産婦が多く利用する施設を除く16カ所の設置を予定しております。以上です。

◎東修平市長 お示しの受動喫煙防止に向けた店舗前での喫煙場所についてですけれども、既にコンビニエンスストア5社の本部に対して、担当から電話でご説明を行っておるところでございますけど、今後につきましては、条例の趣旨等理解していただけるよう、私自身が各本部へ出向き、協力を呼びかける等の働きかけをしていく考えでございます。以上です。

市役所の特定屋外喫煙場所

条例により路上が全て禁煙となった反面、市役所をはじめとする公共施設には喫煙所が設置された。

大阪府受動喫煙防止条例は2020年4月より市役所などの第1種施設に敷地内完全禁煙の努力義務を課している。
大阪府/大阪府の受動喫煙防止対策

したがって、市役所の特定屋外喫煙場所は府条例に違反することになる。

以前、喫煙所の外で加熱式タバコを喫煙する職員を見かけた:

f:id:muen_desire:20201221225044p:plain
四條畷市役所の特定屋外喫煙場所

市長への意見箱で指摘したところ、次の回答があった:

f:id:muen_desire:20201221230555p:plain
市長への意見箱に対するご意見等について(回答)

いかなる処分が下されたかは不明。



www.amazon.co.jp
news.yahoo.co.jp
news.yahoo.co.jp