河南町議会議員選挙(2020年9月27日投開票)に違法喫煙の現職が立候補
※追記 河合候補は当選した: 令和2年9月27日執行 河南町議会議員一般選挙 開票結果/河南町ホームページ
大阪府南河内地域の河南町(かなんちょう)で2020年9月27日、町議会議員一般選挙が執行される。
河南町議会議員一般選挙の期日等について/河南町ホームページ
10の定数に14人が立候補した。
この中に、会派室で違法に喫煙を繰り返した現職候補がいる。河合ひでのり候補だ。議会では懲罰動議まで可決されてしまった。
河合候補の喫煙が論外なのは言うまでもないが、施設管理者もいい加減なもので、河合候補の違法行為を見て見ぬふりをしていた。これも違法行為である。その結果、職員は受動喫煙に曝されていた。
本来は、議会スペースを含む役場庁舎全体を第1種施設に分類し、2019年7月1日より敷地内禁煙としていなければならないところ、2020年6月3日まで議会スペースは第2種施設と認識違いをしていた。
河合ひでのり候補の違法喫煙:
健康増進法が改正され、公共施設では全面禁煙になっているにも関わらず、議員控え室で喫煙を続ける河合ひでのり議員。 #議員特権を許さない pic.twitter.com/EcpqgKgqVo
— 佐々木きえ (@Sasaki33Kie) June 12, 2020
今回の選挙に立候補はしていないが、野村守前議員も同じ部屋で違法に喫煙していた:
健康増進法が改正され、公共施設では全面禁煙になっているにも関わらず、議員控え室で喫煙を続ける野村守議員。 #議員特権を許さない pic.twitter.com/QuiGctBpRl
— 佐々木きえ (@Sasaki33Kie) June 12, 2020
経緯
2019年
2020年
佐々木きえ議員のブログ
今回の選挙にも立候補している佐々木きえ議員が違法喫煙についてブログに書いている。
違法喫煙をした河合・野村両議員への議員辞職勧告決議に至る経緯:
ameblo.jp
保健所の調査について:
ameblo.jp
富田林保健所の対応経過記録
富田林保健所に対応経過記録を情報公開請求したところ、記録が5ページ、平面図が1ページ公開された。
違法喫煙が繰り返されていたことと、議会事務局長や総務部長の認識も甘かったことが分かる。喫煙を認識しながら議員に遠慮して注意していなかった。健康増進法も正確に理解していなかった。職員の受動喫煙には思いが至らなかったとのこと。
喫煙禁止場所での喫煙は、健康増進法第29条違反である。これが議員の違反。
施設管理者は、違法喫煙に対しては、中止を求めるなど努めなければならない(健康増進法第30条第2項)。こちらへの違反もあったことになる。
対応経過記録:
役場庁舎3階の平面図:
「この部屋」と矢印が指される「議員控室A」で違法喫煙がなされていたものと思われる。
この階には、「町の会議室」や「社協及び契約室」などの議会以外の役場機能も入っているため、議会スペースだけを取り出して第2種施設に分類することは出来ない。
そのため庁舎全体が第1種施設に分類され、2019年7月1日より敷地内禁煙でなければならなかった。
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