滋賀県警が敷地内全面禁煙を実施(2019.7.1)→撤回(2020.3.5)
20歳の加熱式タバコ使用者に発症した急性好酸球性肺炎の報告です
— 日本呼吸器学会 禁煙推進委員会 (@JRS_kinnen) June 9, 2022
幸いにもステロイドの大量点滴投与により救命できましたが、加熱式タバコが重症肺炎の原因となることは周知していかなければなりませんhttps://t.co/ozMHeZga2b#JRS禁煙推進委員会特別報告 pic.twitter.com/Khz78TK7TN
2019年7月1日の健康増進法の一部施行に伴い、滋賀県警が全所属庁舎において、敷地内全面禁煙を実施した。
職員の健康増進を推進するのみならず、住民の健康を守る観点から。
職員の喫煙率は減少傾向にある。
※本稿で紹介する通達は令和2年3月5日付けで廃止され、その後、本部、県内全12署、免許センター等に特定屋外喫煙場所が設置された。
令和元年5月31日付け通達「敷地内全面禁煙の実施について」
令和元年5月13日に起案され、世界禁煙デーの5月31日に施行された。
通達:
起案文書:
幹事課長会議資料:
令和元年5月8日付け厚生課作成メモ:
- 5月31日から敷地内全面禁煙を実施する県に歩調を合わせる
- 県警職員の喫煙率は3割、うち半数が「機会があれば禁煙したい」
などが主な理由
県警職員の喫煙率の推移
平成29年度から令和3年度(平成33年度相当)の定期健康診断のデータから喫煙率をグラフにしたもの:
減少傾向にあるようだ。敷地内全面禁煙の効果だろうか。しかし下げ止まり感がある。
滋賀県警職員の喫煙率は全国警察の平均よりかは低いが、滋賀県職員と比べると倍以上ある。
平成29年度:
平成30年度:
※H28年度滋賀県職員喫煙率32.6%は誤り。14.1%が正しい:
滋賀県職員の喫煙率の推移 - muen_desireの日記
平成31年度:
令和2年度(暫定値):
令和3年度(厚生課に聞き取り):
年代 | 有所見者数 | 率 |
---|---|---|
18~19歳 | 0人 |
0.0% |
20~29歳 | 166人 |
31.1% |
30~39歳 | 221人 |
28.5% |
40~49歳 | 190人 |
25.2% |
50~59歳 | 136人 |
26.8% |
60歳~ | 34人 |
23.6% |
計 | 747人 |
27.3% |
性別 | 有所見者数 | 率 |
---|---|---|
男性 | 738人 |
32.5% |
女性 | 9人 |
2.0% |
計 | 747人 |
27.3% |