ラクセーヌは京都市西京区の洛西ニュータウンにあるショッピングセンターである。バスターミナルや市庁舎、銀行や郵便局など様々な施設がある。
至るところに灰皿があり受動喫煙だらけの場所であった。
健康増進法の改正に伴い令和2年4月より半減されたものの受動喫煙はなくなっていない。
これでは、ラ・臭ーヌだ。
灰皿やタバコ自販機の撤去箇所
ラクセーヌを管理する京都市住宅供給公社が京都市都市総務課に提供した「灰皿撤去箇所一覧」:
9箇所の喫煙場所うち撤去されたのは4箇所だけ。残りの5箇所は移設又は継続とされた。
令和2年4月からの喫煙場所を図示したもの:
ラクセーヌ専門店内4箇所及び洛西センタービル内1箇所の計5箇所のタバコ自販機は撤去された:
全体図(カラー):
喫煙場所の撤去や移設前後の様子
灰皿はバスターミナルを囲うように至るところに配置されていた(一部を再掲):
①(撤去) バスターミナル周辺、動線のすぐ横のベンチの間にあった:
②(撤去) 自販機やトイレ、階段のすぐ横にあった:
灰皿が撤去され、掲示が貼られていた:
③(撤去) 知らない。
④(移設) タカシマヤの出入口西側のベンチ横、人通りがある場所に灰皿が複数配置されていた:
移設されたとはいっても、壁際に寄せられただけで、受動喫煙が生じる場所だ:
⑤(継続) ラクセーヌ専門店の東側、人が通る場所のすぐ横にある:
⑥(移設) 知らない。
⑦(継続又は移設) 知らない。
⑧(移設) 自販機の近く、ペデストリアンデッキのすぐ下にある:
自販機の裏側にパネルフェンスが取り付けられたが、煙は上へと昇るためペデストリアンデッキを通る者らへ受動喫煙が生じることには変わりない:
⑨(撤去) ペデストリアンデッキの途中にあった:
JTによる助言
健康増進法の改正に伴い受動喫煙対策を講じるにあたって、京都市住宅供給公社洛西事業部はJTに助言を依頼した。
公社の担当者は既に退職したため、詳しいことを聞けなかったが、別の者から聞いた話では、それぞれの喫煙場所について、「ここはなくした方がよい」「ここは移動させた方がよい」などとアドバイスを受けたようだ。
しかし、人が通る場所のすぐ横や下にあったりと、受動喫煙が生じる喫煙場所は残ったままである。
根本的な解決がなされたとはいえない。
こういうことにならないよう、タバコ産業との接触は避けなくてはならない。
WHO たばこ規制枠組条約第5条3 項の実施のためのガイドライン
https://www.ncc.go.jp/jp/cis/divisions/tobacco_policy/project/wntd/GL_article5.3.pdf
勧告2.1
締約国は、たばこ産業及びたばこ製品の効果的な規制を実現するために、たばこ産業との接触は必要なとき、必要な範囲に限るべきである。
仕様書
⑧の喫煙所の改修について作成された仕様書:
www.city.nara.lg.jp
www.city.nara.lg.jp
news.yahoo.co.jp
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